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ウクライナ兵の捕虜が、ロシア兵に銃殺される残虐な映像が浮上

ウクライナ兵の捕虜が、ロシア兵に銃殺される残虐な映像が浮上
Twitter/Anton Gerashchenko

SNS上に、無抵抗なウクライナ兵が、ロシア兵によって銃殺される動画が出回り、怒りの声が上がっている。(当サイトでは映像は掲載しない。モザイクのかかった動画のリンクだけは残しておく)

 

「ウクライナに栄光あれ」と一言だけ

 

その映像はテレグラムに投稿されたもので、ロシア側に拘束されたウクライナの戦闘員が塹壕の中に立ち、タバコを吸っている姿が映っていた。

 

やがてウクライナ兵は、一言「ウクライナに栄光あれ」と述べ、その後ロシア兵により数多くの銃弾が浴びせられ、地面に倒れた。

 

 

この無残な映像はSNS上で拡散され、ウクライナのドミトロ・クレバ外務大臣は3月6日、この「恐ろしい」ビデオは、「この戦争が大量殺戮的であることの証拠」であるとツイッターに投稿した。

 

「国際刑事裁判所による調査が必要」

 

さらにクレバ外務大臣は「国際刑事裁判所(ICC)のカリム・カーン検察官が、この凶悪な戦争犯罪についてICCによる調査を直ちに開始することが必須である」と述べた。

 

ウクライナの人権委員であるドミトロ・ルビネッツ氏は、このビデオを国際的なパートナーに送ったとし、次のように語っている。

 

「またしても、彼ら(ロシア軍)はジュネーブ条約に違反している。彼らは残虐行為に対する責任から逃れることはできないだろう」

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は3月6日の夕方、自身のSNSアカウントに「我々の英雄に栄光を…ウクライナに栄光を」とだけ投稿した。

 

 

またこのウクライナ兵を追悼するために、さまざまな画像がSNSにも投稿されている。

 

 

もっともこの映像が、いつ、どこで撮影されたのかは明らかになっていない。

 

しかしロシア軍は、ウクライナ兵の捕虜を虐待していると言われており、昨年の7月には捕虜を去勢し、その後殺害する様子を映した動画も公開された。

 

当時の国連人権監視団は、この映像に愕然としたと述べており、当サイトも記事を投稿している。

 

ロシア兵がウクライナの捕虜を去勢、動画がネットに浮上

 

一方、ロシア側も、ウクライナ兵がロシア人捕虜を処刑したと非難し、西側諸国はその事件を無視したと主張しているという。(了)

 

出典元:The Guardian:Ukraine urges ICC to investigate video appearing to show Russians killing PoW(3/6)

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