世界最高齢のスペイン人男性、113歳で死去


世界最高齢の男性とされていたスペイン人男性が先月29日、113歳で死去していたことがわかった。

 

生まれたのは1904年、第一次世界大戦も経験

 

113歳で亡くなった男性は、スペイン西部の都市、バダホス近郊の村、ビエンベニーダに住んでいたFrancisco Núñez Oliveraさん。

 

Oliveraさんは1904年の12月13日にエストレマドゥーラ州ビエンベニーダに生まれ、そこで生涯を送ることとなった。

 

10歳の時には第一次世界大戦が起こり、1920年代のスペイン・モロッコ戦争ではモロッコのベルベル人との戦闘に参加したという。

 

しかし彼の年齢を証明する記録の原本は、スペイン内戦の際に焼失してしまったそうだ。

 

 

ひ孫の数は15人にも

 

Marchenaとの愛称で呼ばれていたOliveraさんは、4児の父。さらに9人の孫と15人のひ孫がいたという。

 

Oliveraさんは昨年の8月、アウシュヴィッツ強制収容所の生存者であり、113 歳と330 日を生きて世界最高齢として知られていた男性、Yisrael Kristalさんの死により世界最高齢となった。

 

Oliveraさんは1988年に妻を亡くして以来、81歳のMaríaさん、78歳のMilagrosさんの2人の娘たちと暮らしてきたが、2人の息子も既に亡くなっているという。

 

最後の誕生日となってしまった113歳の誕生日には、OliveraさんはMaríaさんと共に朝食代わりにケーキを食べ、世界中から送られてきた誕生日カードを読んで一日を過ごしたという。

 

ビエンベニーダの村長Antonio Carmonaさんは、Oliveraさんの死について「皆が寂しく思うでしょう」と語る。葬儀は村で公式に執り行われたという。

 

 

Oliveraさんの長生きの秘訣とは?

 

スペインは、世界において最も平均寿命が長い国の一つとして知られ、ヨーロッパ最高齢の女性で昨年10月に116歳に達したAna Vela Rubioが生まれ育った国でもある。

 

その長寿の背景としては、地中海料理とゆっくりと人生を過ごす伝統的な暮らし方にあるといわれている。

 

しかしOliveraさんの場合にはどうだったのだろうか。

 

Oliveraさんは長生きの秘訣として重労働の存在を挙げ、生前「重労働をすること。家の中にいるのではなく、衰えないこと」と語っていた。昨年のインタビューの際にも、「私は人生の全てを畑で働いて過ごした」と話していた。

 

またOliveraさんはここ40年ほどにわたり、入歯での生活を続けていたというが、食事にもこだわりがあったようだ。

 

朝食にはミルクとマドレーヌとヨーグルト飲料、ランチには肉か魚、あるいはシチュー、午後のおやつにはヨーグルト、そして夕飯にはシリアルとミルク、という食生活を送っていたという。

 

その中でも食事には地元産の野菜を採り入れ、毎日の赤ワインも欠かさなかったとのことだ。

 

家族が付け加えるところによると、「静かな村での穏やかな日常、自分の好きなように生きること、家族と喧嘩せず人生を楽しむこと」などもOliveraさんの長生きの秘訣であるようだ。

 

 

一方、Oliveraさんにはアストゥリアス州に住む95歳の弟Luisさんと、ビエンベニーダに住む93歳の妹Jacobaさんの二人の存命の兄弟がおり、長寿には遺伝子も関係していそうだ。

 

ちなみに現在世界最高齢となるのは日本人で、1900年8月4日生まれの女性、田島ナビさんである。

 

Oliveraさんが亡くなられてしまったのは残念であるが、113歳まで生きれば大往生といえるだろう。(了)

 

出典元:The Local Spain:World’s oldest man dies aged 113 in Spanish village where he lived his whole life(1/30)

出典元:Daily Mail:World’s oldest man dies aged 113 after spending his entire life living in the same Spanish village and drinking a glass of red wine each day(1/30)