クリスマスの日にロンドンの駅をホームレスに開放、共に祝う取り組みが話題に
数多くのホームレスのために、イギリスのロンドンにある駅が、クリスマスの日に開放されることとなった。
駅を開放し、食事を提供する
この計画を考えついたのはイギリスの鉄道会社「Network Rail」の職員たち。彼らはロンドンで暮らす200人のホームレスのために、「ユーストン駅」を開放することを計画。
そこで12月25日には彼らにランチやディナーを用意し、振舞う予定だという。
そのため現在、「Network Rail」からの30人のボランティアが慈善団体のスタッフと協力して、飾りつけや食事の手配の準備を進めているそうだ。
🌟 Thanks to a partnership between @streetskitchen , @StMungos and Network Rail, @NetworkRailEUS will welcome 200 specially invited homeless guests on Christmas Day. 🎄
👷 #EngineerSteve is helping out…
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— Network Rail (@networkrail) December 13, 2017
会話を交わし、ともにクリスマスを祝う
しかし鉄道会社の職員は、単にホームレスの人々に食事を提供するだけではない。彼らと話をし、一緒にクリスマスを祝い、さらにこのイベント全体を監督して、その後は清掃作業も行うとしている。
そして職員らは慈善団体の「St Mungos」や「Streets Kitchen」などと協力して進める予定だが、団体側はすでに路上で生活している人々に招待状を配り終えたという。
Network RailのSteve Naybour氏は取材において次のように述べている。
「ホームレスの人々にクリスマスのディナーを提供し、ともに祝うために駅を使うことは、素晴らしいことです。クリスマスの日は、数千人にも及ぶ鉄道職員は乗客のため、線路を修繕するために働く予定ですが、その代わりに私と複数の仲間が、ロンドンのホームレスの人々に食事を提供するというプランを思いついたのです」
「自分たちの時間も含めて、全てが寄付されるのです。私はクリスマスの日を過ごすのに、これ以上に良い方法は考えられません。それは線路上で働くよりもいいことです」
クリスマスは人との絆を確かめ合うイベントとも言えるが、ホームレスの人々もきっと暖かい気持ちになるに違いない。(了)
出典元:Good News Network:London Train Station to Throw Christmas Party for City’s Homeless(12/13)