スウェーデンで旅客機が、目的地と全く別の空港に到着する珍事が発生
スウェーデンで乗客を乗せた旅客機が、目的地と違う空港に到着するという珍事が発生し、話題となっている。
目的地から1000キロも離れた町に着陸
この事件が起きたのは12日、スウェーデン中部に位置するスンツヴァルの空港「Sundsvall Timrå Airport」とされている。
Ving utökar med fler avgångar från Sundsvall Timrå Airport – här är det nya resmålethttps://t.co/QlsjobXQar pic.twitter.com/1C6OGRozgL
— Sundsvalls Tidning (@STnu) November 3, 2017
スウェーデンの格安航空会社「Nextjet」が運航した当該便はこの日、本来であればスウェーデン南部に位置する湾口都市ヨーテボリへと向かうはずだった。
ところがなんと同機は目的地のヨーテボリとは反対方向で、そこから1000キロほども離れたスウェーデン北部に位置する町ルレオに着いてしまったという。
https://twitter.com/one11north/status/967710301230698497
乗客にも空港にも知らされなかった目的地の変更
この後Nextjetは別の目的地へと着いてしまったことについて、天候不良のためヨーテボリへの飛行をキャンセルせざるをなくなったためと説明。
しかしこのことについては乗客はおろか、空港側にも知らされていなかったという。
一方、乗客に対しては当該便が遅れていることのみが伝えられており、予定離陸時刻よりも3時間も過ぎた8時に飛行機はスンツヴァルの空港を出発したとのことだ。
しかし3時間も遅延した上に着いた先は当初の目的地とは全く別のルレオ。
乗客の一人Roger Leirvikさんは、これについてAftonbladetの取材に「ただ笑っちゃいました。何が出来るって言うの?」と答えている。
ルレアへと飛ぶはずだった便はなぜかキャンセルに
さらに問題はこれだけではなかった。
ルレアを目的地としていた便は、この日なぜかキャンセルになったという。
この後Nextjetはこの事件について謝罪。
同社のマーケティング・ディレクターHenning Lindberg氏は「スンツヴァルの空港と我々との間でコミュニケーション上の大きなミスがあったようです」としている。
ちなみにルレオへと着いてしまった乗客らはその後一晩をホテルで過ごし、一夜明けて無事目的地のヨーテボリへと到着したとのことだ。
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— SPLC 2018 (@splcconf) March 6, 2018
3時間も遅延した上に乗客を目的地とは全く別の場所へと送り届けてしまったNextjet。同じ誤りが二度と侵さないよう、くれぐれも気を付けてもらいたいものだ。(了)
出典:The Local Sweden :Surprised passengers end up in northern Sweden after plane flies to wrong airport(3/13)
出典:NEWS.com.au:Airline blunders by sending passengers to the wrong city(3/13)