イエメンの「フーシ派」が、誤ってロシアの石油を積んだタンカーを攻撃か?
イエメンの反政府勢力である「フーシ派」が、誤ってロシアの石油を積んだタンカーを攻撃したとの情報が伝えられている。
船に被害はなく、負傷者もなし
そのタンカーはパナマ船籍で、ロシアの石油を積んでいたとされ、1月12日にはイエメン沖を航行していたという。
しかし当時、イエメンの港湾都市アデンから南東90海里へ向けて、ミサイルが発射されたそうだ。
そのタンカーの船長は、ミサイルが400~500メートル離れた海に着水し、その後小型船舶3隻が追ってきたと報告したという。ただタンカーに被害はなく、乗組員にも負傷者は出なかったそうだ。
古い公開情報により標的にされた可能性
イランの支援を受ける「フーシ派」は、11月19日以来、ガザ地区でのイスラエルの軍事作戦に抗議するため、紅海で西側の商船に向かって無人機やミサイルを発射し続けてきた。
イギリスの海洋警備会社「アンブリー」は、イギリスと関係づける古い公開情報に基づき、ロシアの石油を積んだタンカーが、誤って標的にされたと評価している。
その公開情報は5カ月前のものだが、タンカーは公開海事データベース上では、依然としてイギリス関連のものとして記載されていたという。
またロシアの石油を積んだタンカーが間違って狙われたのは、今回で2度目のケースになるそうだ。(了)
出典元:REUTERS:Houthis mistakenly target tanker carrying Russian oil – Ambrey report(1/12)