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チャールズ国王死亡の偽情報、ロシア国内から拡散した可能性

チャールズ国王死亡の偽情報、ロシア国内から拡散した可能性
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イギリスのチャールズ国王が死亡したとするデマ情報が、SNSなどで拡散していたが、当初はロシアでその情報が広まったと考えられている。

 

ロシアの大手経済新聞がSNSでシェア

 

「チャールズ国王死亡」とのニュースは3月18日の午後、ロシアのメディアで報じられたという。

 

この偽情報は、ロシアの大手経済新聞「Vedomosti」のテレグラムでシェアされたことで、さらに過熱したそうだ。

 

実際、「Vedomosti」の投稿には、軍服を着たチャールズ国王の写真と「英国王チャールズ3世が死去」というキャプションが書かれていたという。

 

さらに、235万人以上のフォロワーがいるニュースサイト「Readovka」もテレグラムで、このデマをシェア。これにより、ロシア国内でさらに拡散したそうだ。

 

複数のメディアが偽情報と疑う

 

情報が拡散した当時、イギリス王室からの公式声明はなく、BBCの報道もなかったが、「Readovka」は出所不明の文書があると主張。そこには3月18日に、チャールズ国王が亡くなったと書かれていたと投稿した。

 

このニュースはその後、ウクライナに伝わり、大手テレビ局によって再投稿されたという。

 

しかしその時点で、ロシア国内の複数のニュースサイトが疑念を抱き始めたそうだ。

 

ロシアのニュースサイト「Gazeta.Ru」も当初は「チャールズ国王が逝去した」と伝えたが、その後「イギリスの公式メディアでは、この件について何も書かれていない。恐らく、その情報は偽物です」と訂正したという。

 

そして最終的には、ロシア国営のタス通信が「チャールズ3世は引き続き公務を遂行し、私的な行事にも出席する」との速報を伝えたそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:False King Charles death story spread by Russian media outlets(3/18)

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