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イスラエル軍が「ワールド・セントラル・キッチン」の車列を攻撃、7人が死亡

イスラエル軍が「ワールド・セントラル・キッチン」の車列を攻撃、7人が死亡
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イスラエル軍が、ガザ地区で食糧支援などを行っているNGOのスタッフを攻撃し、世界各国から非難の声が寄せられている。

 

4月1日の夜、車列が攻撃を受ける

 

アメリカを拠点にしているNGO「ワールド・セントラル・キッチン」は4月2日、ガザ地区で活動中のスタッフが、イスラエル軍に攻撃され、7人が死亡したと発表した。

 

キプロスから海路で食料などの支援物資を運んでいた「ワールド・セントラル・キッチン」に所属する3台の車列が4月1日の夜、ガザ地区中部の町、Deir al-Balahにある倉庫を出発した際、イスラエル軍の攻撃を受けたという。

 

これにより、イギリス人やオーストラリア人、ポーランド人、パレスチナ人、アメリカとカナダの2重国籍者を含む、7人が殺されたそうだ。

 

この攻撃については、イスラエルのネタニヤフ首相も認めており、イスラエルの大統領も「ワールド・セントラル・キッチン」の創設者で、スペイン系アメリカ人のシェフであるホセ・アンドレス氏と電話会談を行い、「深い悲しみと心からの謝罪を表明」した。

 

米報道官「意図的な証拠はない」

 

ホワイトハウスのジョン・カービー報道官は、ガザ地区で「ワールド・セントラル・キッチン」の活動家7人(うち1人はアメリカ人)が殺害された事件について、アメリカ政府は「激怒している」と発言。

 

しかし同時に「イスラエルが、意図的に活動家らを攻撃したとする証拠はない」とも述べ、擁護したそうだ。

 

イギリスのリシ・スナク首相は、今回の事件について殺害されたスタッフの遺族にお悔やみを述べ、次のように「X」に投稿した。

 

「イスラエルはこの悲劇的な事件がどのように起こったのかを説明し、ガザ地区での支援従事者を保護し、重要な人道活動を促進するための措置を直ちに講じなければならない」

 

これまでに196人の支援従事者が死亡

 

国連のグテーレス事務総長も、「ワールド・セントラル・キッチン」のスタッフに対するイスラエル軍の攻撃を非難。今回死亡した人を含め、10月7日以来ガザ地区で殺害された支援従事者の数が196人となったと述べた。

 

また今回の事件については、世界的な非難を呼び起こし、以下の国や組織、人物などが批判している。

 

オーストラリア

ベルギーのハジャ・ラービブ外務大臣

キプロス

エジプト

欧州委員会

イラン

ヨルダン

マーティン・グリフィス、国連緊急救援主任

ノルウェー難民評議会

オープンアームズスペイン組織

ポーランド

スコットランド

WHO事務局長テドロス・アダノム・ゲブレイェソス

世界食糧計画長官シンディ・マケイン

 

ガザ地区の保健当局の発表(4月2日)によれば、過去24時間で、イスラエル軍の攻撃により71人が死亡、102人が負傷したという。

 

また10月7日以降、ガザ地区でのパレスチナ人の死者は合計3万2916人、負傷者は7万5494人になったそうだ。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Aid worker attack comes amid ‘man made famine’(4/2)

出典元:The Guardian:Charities halt Gaza aid after drone attack that killed seven workers(4/2)

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