イスラエル軍の攻撃により、ガザ中部で子供を含む11人が死亡
ガザ地区でのイスラエル軍の攻撃は現在も続いており、4月16日には子供を含む多くのパレスチナ人が殺害された。
子供たちの遊び場がターゲット
ガザ地区中部にあるマガジ難民キャンプでは、イスラエル軍の攻撃が行われ、11人が死亡。その多くは、子供たちだったと言われている。
この攻撃は通勤時間帯に行われ、避難民の子供たちが頻繁に訪れる遊び場がターゲットにされたという。
また数十人の負傷者も出ており、彼らはアル・アクサ殉教者病院に搬送されたと言われている。
マガジ難民キャンプは人口が密集しており、イスラエル軍がガザ侵攻を始めてから、数千の家族が北部から避難を余儀なくされ、さらに混雑が進んでいるそうだ。
Mourners gathered at Al-Aqsa Hospital to receive the bodies of at least 11 Palestinians, including children, who were killed by an Israeli airstrike on the Maghazi refugee camp in central Gaza ⤵️ pic.twitter.com/UOIUqbQHPL
— Al Jazeera English (@AJEnglish) April 16, 2024
Israeli forces carry out attacks across the Gaza Strip, reentering some areas in the north and launching air attacks on Rafah in the south, killing and wounding many Palestinians.
🔗: — in pictures https://t.co/ssvPGTERQ6 pic.twitter.com/eVC3VpVpSw
— Al Jazeera English (@AJEnglish) April 16, 2024
またガザ市東部のトゥファ地区では、イスラエル軍によりパレスチナの警察車両が攻撃され、7人の警察官を含む9人が殺害された。
国連、ヨルダン川西岸での保護を訴える
ヨルダン川西岸地区でも、イスラエル人の入植者による、パレスチナ人への襲撃が続けられており、ついに国連もパレスチナ人の保護を訴えた。
国連人権高等弁務官事務所の報道官は4月16日、イスラエルへの影響力を持った国々に対し、ヨルダン川西岸地区での暴力を止めさせるため、あらゆる力を発揮するよう訴え、次のように述べた。
「伝えられるところによると、入植者やイスラエル治安部隊による銃器使用などにより、数十人のパレスチナ人が負傷し、数百軒の家屋やその他の建物、車が放火された。イスラエルは占領国として、ヨルダン川西岸地区の治安と安全を可能な限り回復し、確保するために、あらゆる手段を講じなければならない。この義務には、パレスチナ人を入植者の攻撃から守り、イスラエル治安部隊によるパレスチナ人に対する不法な武力行使を終わらせることが含まれる」
4月12日以来、イスラエル人の入植者による攻撃が増え、少なくとも4人のパレスチナ人が死亡しており、襲撃の多くはイスラエル軍の兵士の支援を受けて行われているという。
また人権団体は長年、イスラエル軍が入植者の攻撃を日常的に無視し、あるいは入植者にさえ参加していると非難してきたそうだ。(了)
出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Israeli attack on Gaza police vehicle kills nine(4/16)