Switch news

知っておきたい世界のニュース

パキスタン南部で気温が上昇、過去6日間で500人以上が死亡

パキスタン南部で気温が上昇、過去6日間で500人以上が死亡
X_Muhammad Haroon Shahid

パキスタン南部は激しい熱波に襲われ、数多くの人々が亡くなっている。

 

1日で141人の遺体が運ばれる

 

パキスタン南部にあるカラチ市では、ここ数日40℃を越える気温が続き、湿度も高いため、体感気温が49℃にも感じられるという。

 

そしてこの時期、カラチの遺体安置所には毎日、30人から40人の遺体が搬送されてくるが、6月27日までの6日間で、568人の遺体が搬送されたそうだ。

 

しかも6月25日だけで、141人の遺体が運ばれてきたと言われている。

 

無論、亡くなった全ての人の死因は明らかになっていないが、やはり死者の多さは最近の暑さによるものだと報道されているという。

 

病院にも多くの熱中症の患者

 

またこの暑さのために、多くの人が病院にも運ばれているそうだ。

 

カラチ市民病院によれば、6月23日から26日にかけて、熱中症で267人を入院させたが、そのうち12人が死亡したという。

 

病院へ搬送される人のほとんどは、60代か70代だったが、45歳前後の人も何人かおり、20代も数人いたと言われている。

 

患者の多くは屋外で働いていた人々で、嘔吐や下痢、高熱の症状を示していたそうだ。

 

またパキスタンでは、電力の供給を維持するために、日常的に一部の地域で停電が起きており、扇風機やクーラーが使えない状態で、苦しんでいる人もいると言われている。

 

また市内の路上では、救急隊が30人近くの遺体を発見しており、いずれも麻薬中毒の疑いのある人々だったが、彼らに外傷などはなかったという。(了)

 

出典元:BBC:Deaths mount as Pakistan swelters in heatwave(6/27)

記事が気に入ったら
Switch Newsをフォローしよう!


Return Top