Twitter/Francisco Seoane Pérez

スペインで火災により電車の運行が中止となり、列車が炎に囲まれている様子が撮影された。

火災により列車の運行を中止

スペイン国営の鉄道会社「RENFE」によれば、7月18日の朝（現地時間）、線路に火災が近づいたため、列車の運行を中止したという。

この火災がどのような性質のものかは明らかにされていないが、恐らく山林火災の火が迫ったものと考えられている。

列車が運休したのは、北西部の2つの地方を結ぶ路線で、SNSにも列車の両脇が火災に囲まれ、車内の乗客が心配している様子が投稿されている。

Momentos de pánico en el tren Madrid-Ferrol a la altura de Zamora-Sanabria, 9:30hs. El tren continuó el trayecto tras unos minutos parado. @renfe @adif @lavozdegalicia pic.twitter.com/YXcuBXlIJQ

— Francisco Seoane Pérez (@PacoSeoanePerez) July 18, 2022

国全体が火災リスクに直面

「RENFE」ではすでに停車した列車の乗客のために、高速道路の代替ルートを用意したそうだ。

ただスペインの国立気象機関「AEMET」によると、多くの地域が「極端な」暑さに分類され、ほぼ国全体が極度の火災リスクに直面しているという。

またスペインのペドロ・サンチェス首相は18日、今年スペインで発生した火災により、7万ヘクタール以上が焼失したと発表。次のように述べている。

「7万ヘクタールというのは、過去10年間の平均のほぼ2倍である。今年は今のところ11カ所で大火災が発生しています」

またスペインでは熱波が1週間以上続き、18日には8日目を迎えており、「カルロス3世健康研究所」の最新の数字によると、高温の関連死が510人以上に達したという。（了）

出典元：CNN：Spain suspends train services between Madrid and Galicia due to fire near tracks(7/18)