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ガザ地区で過去24時間に40人のパレスチナ人が死亡、58人が負傷

ガザ地区で過去24時間に40人のパレスチナ人が死亡、58人が負傷
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ガザ地区では9月22日もイスラエル軍の攻撃が続き、数多くのパレスチナ人が殺害された。

 

北部にある学校を空爆

 

イスラエル軍は22日、ガザ地区北部のガザ市西部にあるシャティ難民キャンプを空爆。避難民が身を寄せている学校「Kafr Qasim School」を攻撃し、少なくとも7人のパレスチナ人が殺害され、多くが負傷したという。

 

また同じく北部のジャバリア難民キャンプにある住宅も、イスラエル軍により攻撃され、4人が負傷。彼らは瓦礫の中から救出されたそうだ。

 

さらにガザ地区中部にあるヌセイラトの難民キャンプも攻撃され、1人のパレスチナ人が殺害された。

 

ガザ地区の保健当局は22日、過去24時間に40人のパレスチナ人がイスラエル軍の攻撃で殺害され、58人が負傷したと明らかにした。下は瓦礫の中から、少女が救出される様子。

 

アルジャジーラの事務所を閉鎖

 

一方、ヨルダン川西岸地区の町、ラマラでは22日の早朝、イスラエル軍の兵士が、中東メディア「アルジャジーラ」の事務所を襲撃し、即時閉鎖を命じた。

 

イスラエル軍は声明で、「アルジャジーラ」の事務所が、「テロを扇動し、テロ活動を支援するために使用されており、放送がこの地域とイスラエル国家両方の安全と公共の秩序を危険にさらしていると判断された」と述べたという。

 

イスラエル軍は今年の5月、イスラエル国内にあった「アルジャジーラ」の事務所を閉鎖しており、今回はそれに続くものとなる。

 

「アルジャジーラ」はガザ地区での状況を詳しく報道しつづけており、イスラエル側は自軍の行動を世界に知られたくないと考えているようだ。

 

「イスラエルとの戦いで新たな段階に」

 

レバノンのシーア派武装組織「ヒズボラ」の副指導者は9月20日、イスラエル軍の空爆で死亡した司令官の葬儀に訪れ、演説を行った。

 

「ヒズボラ」の副指導者であるナイム・カセム氏は、「ヒズボラ」がイスラエルとの戦いで新たな段階に入ったと述べ、「清算するための終わりのない戦い」だと表現した。

 

 

またイラクの武装組織「Islamic Resistance」は22日、声明でイスラエルのヨルダン渓谷にある標的へ攻撃を行ったと明らかにした。

 

この攻撃はドローンによって行われたとみられ、イスラエル占領下のゴラン高原では空襲警報が鳴り響いたという。しかし被害については、明らかにされていない。

 

さらにイエメンの反政府勢力「フーシ派」も、イスラエルに対するミサイルなどを使った攻撃を準備していると述べている。(了)

 

出典元:Al Jazeera:Israel’s war on Gaza live: Israeli attacks kill 40 in one day(9/22)

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