外側はぬるぬる、内側は硬い…謎の「白い塊」がカナダの海岸に多数漂着
なんとも不思議な物体が、カナダの海岸線に多く打ち上げられ、人々を困惑させている。
海岸線に無数漂着
その物体はここ数カ月間、カナダ東部、ニューファンドランド島の海岸に打ち上げられているという。
それは外側がぬるぬるしていて、内側は硬くてスポンジ状をしており、驚くほど燃えやすいそうだ。
この謎の白い塊は、すでに46kmの海岸線に無数漂着しており、住民と海洋研究者の両方を困惑させている。
「67年間、一度も見たことはない」
地元の町、パトリックス・コーブの住人であるデイブ・マクグラスさんは、次のように語っている。
「ひっくり返す前は、窪みのある小さな泡ができているので、パンケーキのように見えました。棒で数回突いてみたところ、中はスポンジ状で硬かったです。私はここに67年間住んでいますが、このようなものは一度も見たことがありません」
この白い塊は、これまでパラフィンワックス(蝋)や海綿、アンバーグリス(クジラの結石:龍涎香)ではないか、との説が唱えられたが、どれにも当てはまっていない。
またクジラの精子や嘔吐物の可能性も否定されており、触っても安全なのか、有毒なのかも明らかにされていない。
マクグラスさんは、この物質がパトリックス・コーブの北にある製油所を往復している、船から排出されている可能性があると推測している。(了)
出典元:The Guardian:Mysterious gooey blobs washed up on Canada beaches baffle experts(10/15)