インドの航空機に70件の偽の爆破予告、前例のない数の便に影響
インドでは、数多くの航空機が爆破予告を受けており、問題となっている。
主にSNSで偽の爆破予告
この爆破予告は10月14日に始まり、10月18日には数十件の脅迫が行われ、翌19日にも30件以上の爆破予告が行われたという。
爆破予告は主にSNSで行われており、これまで合計70件に及び、前例のない数の便が運航停止や遅延に追い込まれるなどして、影響を受けたそうだ。
爆破予告はいずれも「フェイク(デマ)」だと判明しており、全ての航空機は安全に着陸したが、これにより航空会社に多くの損失をもたらしたと言われている。
国内線や国際線も影響
実際、インドの航空会社「IndiGo」や「Akasa」の5便の航空機に爆破予告がされ、「Vistara」航空の3便、「Air India Express」の1便も脅迫を受けたという。
また「Vistara」航空の国際線3便も脅迫を受け、デリー発ロンドン行きの1便が目的地変更となり、ドイツのフランクフルトへ向かったそうだ。
残りの2便もニューデリーを離陸後、それぞれパリと香港に向かったという。
インドの航空安全機関である民間航空保安局(BCAS)は10月19日、ニューデリーの各航空会社の最高経営責任者に対し、爆破予告があった場合の運航手順を精査するよう命じた。
その上でBCASのズルフィカール・ハサン事務局長は、「インドの空は絶対に安全です」と強調したそうだ。(了)
出典元:INDEPENDENT:India’s aviation safety body says ‘skies absolutely safe’ after 70 fake bomb threats disrupt air travel(10/20)