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イスラエル軍がガザ中部の避難所を攻撃、9人の子供を含む17人が死亡

イスラエル軍がガザ中部の避難所を攻撃、9人の子供を含む17人が死亡
X_The Palestine Chronicle

イスラエル軍は10月24日、ガザ地区中部のヌセイラトにある避難所を攻撃し、数多くのパレスチナ人が殺害された。

 

死者には生後11カ月の乳児も

 

ガザ地区のメディア局によれば、避難所となっていたヌセイラトの学校への空爆で、少なくとも9人の子供を含む、17人のパレスチナ人が殺害されたという。

 

しかも9人の子供の中には、生後11カ月の乳児も含まれており、負傷者も32人に上ったそうだ。

 

パレスチナ人の女性、ウンム・ムハンマドさんは空爆があった当時、学校の中におり、子供たちの体が引き裂かれているのを目撃したと語っている。

 

ガザ北部の病院を戦車で攻撃

 

またイスラエル軍は、ガザ地区北部にあるカマル・アドワン病院を直接戦車で攻撃しており、病院を囲むフェンスと本館そのものを砲撃したという。

 

この砲撃で集中治療室に深刻な被害が生じ、病院の全ての入口も遮断され、周囲の住宅建物が破壊されたそうだ。

 

イスラエル軍は病院を直接標的にしており、民間防衛隊員の1人は「イスラエル軍が、カマル・アドワン病院周辺で罪のない人々に対して虐殺を行っている」と語っている。

 

また病院の院長も「イスラエル軍が行っていることは、意図的な殺人だ」と非難している。

 

イスラエル軍は先週も、北部ジャバリアにあるアル・アウダ病院を爆撃。さらに北部のベイト・ラヒヤにあるカマル・アドワン病院と、インドネシア病院も砲撃した。

 

レバノンでは19人が死亡

 

一方、イスラエル軍はレバノンにも攻撃を加えており、レバノン政府によれば10月24日には、過去24時間で19人が殺害されたという。

 

これにより昨年以来、レバノンではイスラエル軍の攻撃で、合計2593人が殺害された。

 

 

フランスのパリでは10月24日、レバノンを支援する国際会議が開かれ、80を超える国や国際機関が参加。緊急の人道支援とレバノン正規軍の強化のため、合計10億ドル(約1500億円)の拠出を表明した。

 

フランスのマクロン大統領は会議において、戦闘の終結を訴えると同時に、イスラエルのネタニヤフ首相の以前の発言「文明と野蛮の戦いだ」を皮肉り、「自ら野蛮さの種をまいて、文明を守れるのか」と発言した。(了)

 

出典元:Aljazeera:Live: Israeli attack on Gaza school kills at least 17, including children(10/24)

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