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イスラエル軍がガザ地区のワクチン接種会場を攻撃、4人の子供が負傷

イスラエル軍がガザ地区のワクチン接種会場を攻撃、4人の子供が負傷
X_UNICEF Palestine

イスラエル軍は11月2日、ガザ地区にあるワクチンの接種会場を攻撃し、複数の人々が負傷した。

 

ガザ地区全体では55人が死亡

 

世界保健機関(WHO)によれば、イスラエル軍はガザ地区北部にある、シェイク・ラドワン医療センターを攻撃し、子供4人を含む6人が負傷したという。

 

 

当時、医療センターでは、ガザ地区の子供たちに、2回目のポリオ・ワクチンを接種しようとしており、この地域はイスラエル軍と戦闘休止の合意がされていたそうだ。

 

国連児童基金(ユニセフ)も、イスラエル軍による医療センターへの攻撃を非難。「民間人や人道的インフラに対するあらゆる攻撃は、即時に停止されなければならない」と述べた。

 

ユニセフのロザリア・ボーレン氏は声明を発表し、「親は怪我の危険を冒してまで、子供を2回目のワクチン接種に連れていくことはできない。また医療従事者やその他の人道支援スタッフも、攻撃が続いている中では仕事をすることができない」と訴えた。

 

その上でボーレン氏は、ガザ地区での即時無条件停戦を求め、「それが民間人の苦しみを終わらせ、命を救う唯一の方法である」と述べた。

 

またイスラエル軍は11月2日にも、ガザ地区全域で攻撃を続け、過去24時間に少なくとも55人のパレスチナ人が死亡、192人が負傷したという。

 

さらにヨルダン川西岸地区全域でも、10月には合計46人のパレスチナ人が死亡。いずれもイスラエル軍と、暴力的な入植者たちに殺害されたそうだ。

 

イスラエル軍がレバノン人の男性を誘拐

 

一方、レバノンではイスラエル軍が秘密裏に上陸作戦を行い、レバノン人の男性を誘拐した。

 

イスラエル軍の特殊部隊は11月1日、レバノン北部の町、Batrounの海岸に上陸。レバノン人の男性を誘拐し、そのままスピードボートで連れ去ったという。

 

イスラエル軍は、捕らえたImad Amhazという名前の男性が、「ヒズボラ」の高官で、海軍作戦の責任者だったと主張。一方、レバノン側は、彼が民間のボートの船長だったと説明している。

 

一方、「ヒズボラ」は、誘拐された男性が組織に属していたかについて、コメントをしていない。

 

またレバノン保健省は、11月1日のイスラエル軍の攻撃により、少なくとも71人が死亡、169人が負傷したと発表した。

 

再びイスラエルを攻撃しないよう警告

 

イスラエルの諜報機関は先日、イランが11月5日の米大統領選挙の前に、再びイスラエルを攻撃する準備をしていると報告していたという。

 

これを受けてアメリカ政府はイランに対し、再びイスラエルを攻撃しないよう警告。もし攻撃した場合、イスラエルを抑制することはできないと伝えたという。

 

一方、イランの最高指導者・ハメネイ師は11月2日、アメリカ政府のイスラエル支援について、次のような声明を発表した。

 

「レバノンとガザで進行中の出来事(攻撃)により、昨年は5万人が殉教し、そのほとんどが女性と子供だった。これは小さな問題なのか?人権の擁護者だと主張するアメリカは、こうした犯罪を支持し、それに加担している。プランや使用された兵器は、アメリカからのものだ」(了)

 

 

出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Israel captures Lebanese sea captain and claims he is a Hezbollah operative(11/2)

出典元:Aljazeera:LIVE: Israel kills 55 people in Gaza, keeps pounding Lebanon(11/2)

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