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ロシア軍がウクライナを大規模攻撃、90発以上のミサイルと200機のドローンを発射

ロシア軍がウクライナを大規模攻撃、90発以上のミサイルと200機のドローンを発射
X_Anton Gerashchenko

ロシア軍は12月13日、ウクライナのエネルギー関連施設を狙って、大規模な攻撃を行った。

 

ウクライナ軍はミサイル81発を撃墜

 

ロシア軍は13日の朝(現地時間)、93発のミサイルと200機以上のドローンを使用し、特にウクライナ西部のエネルギー関連施設を攻撃したという。

 

これに対し、ウクライナ軍はミサイル81発を迎撃。そのうち11発のミサイルは、F-16戦闘機によって撃墜されたそうだ。

 

またロシア軍のミサイルには、空中から発射された極超音速ミサイルの「キンジャール」が含まれていたと言われている。

 

「侵攻開始以来最大の攻撃」

 

ウクライナ西部にあるIvano-Frankivsk州のSvitlana Onishchuk知事は、ロシア軍の巡航ミサイルとドローンによる、侵攻開始以来最大の攻撃を受けたと述べている。

 

また、やはりロシア軍の標的は重要なエネルギー施設とされ、幸いにも同州では、現時点で犠牲者は出ていない。

 

ウクライナのエネルギー相、Herman Halushchenko氏は、ロシア軍の攻撃を受け、関連施設の労働者たちが、「エネルギーシステムへの悪影響を最小限に抑えるために、あらゆる手段を講じている」と述べた。

 

しかしロシア軍は今までも度々、ウクライナの電力システムを組織的に標的にしており、その結果、緊急停止や計画停電が繰り返され、関係者は需要への対応に苦戦しているという。

 

しかも、この約3年間の戦争でウクライナの発電能力の約半分が破壊され、攻撃のたびに、全国の発電所で作業員が被害の修復に奔走しているそうだ。

 

今後数日間で、ウクライナのほとんどの地域では、気温が氷点下を大きく下回ると見込まれている。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia launches huge missile attack on Ukraine’s energy infrastructure(12/13)

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