ロシア軍がウクライナを大規模攻撃、90発以上のミサイルと200機のドローンを発射
ロシア軍は12月13日、ウクライナのエネルギー関連施設を狙って、大規模な攻撃を行った。
ウクライナ軍はミサイル81発を撃墜
ロシア軍は13日の朝(現地時間)、93発のミサイルと200機以上のドローンを使用し、特にウクライナ西部のエネルギー関連施設を攻撃したという。
これに対し、ウクライナ軍はミサイル81発を迎撃。そのうち11発のミサイルは、F-16戦闘機によって撃墜されたそうだ。
またロシア軍のミサイルには、空中から発射された極超音速ミサイルの「キンジャール」が含まれていたと言われている。
Just hours ago, Russia launched one of its largest waves of missile & drone strikes against Ukraine of this war, launching 94 missiles & 193 suicide drones.
Ukraine shot down 81 missiles & 185 drones, many with the help of its F-16 jets.
Russia spent $1 billion on the attack pic.twitter.com/HbA2PiLsyD
— Visegrád 24 (@visegrad24) December 13, 2024
❗️ Russia launched 93 missiles and almost 200 drones at Ukraine, – President Zelenskyy.
Russia attacked Ukrainian cities with cruise and ballistic missiles, including Kalibr, Kinzhal, and Iskander missiles. There was at least one North Korean missile. Russia also used almost 200… https://t.co/YsxORIWITH pic.twitter.com/lxtfKO6ilm
— Anton Gerashchenko (@Gerashchenko_en) December 13, 2024
「侵攻開始以来最大の攻撃」
ウクライナ西部にあるIvano-Frankivsk州のSvitlana Onishchuk知事は、ロシア軍の巡航ミサイルとドローンによる、侵攻開始以来最大の攻撃を受けたと述べている。
また、やはりロシア軍の標的は重要なエネルギー施設とされ、幸いにも同州では、現時点で犠牲者は出ていない。
ウクライナのエネルギー相、Herman Halushchenko氏は、ロシア軍の攻撃を受け、関連施設の労働者たちが、「エネルギーシステムへの悪影響を最小限に抑えるために、あらゆる手段を講じている」と述べた。
しかしロシア軍は今までも度々、ウクライナの電力システムを組織的に標的にしており、その結果、緊急停止や計画停電が繰り返され、関係者は需要への対応に苦戦しているという。
しかも、この約3年間の戦争でウクライナの発電能力の約半分が破壊され、攻撃のたびに、全国の発電所で作業員が被害の修復に奔走しているそうだ。
今後数日間で、ウクライナのほとんどの地域では、気温が氷点下を大きく下回ると見込まれている。(了)
出典元:The Guardian:Russia launches huge missile attack on Ukraine’s energy infrastructure(12/13)