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エプスタイン元被告が自殺する直前の動画、3分間削除されていた可能性

エプスタイン元被告が自殺する直前の動画、3分間削除されていた可能性
U.S. Department of Justice/Federal Bureau of Investigation

先日、アメリカ司法省などが、ジェフリー・エプスタイン元被告が死亡する直前の監獄内の動画を公開したが、一部が削除されていた可能性が指摘されている。

 

刑務所内の監視カメラの映像を公開

 

未成年者の人身売買に関わった容疑で拘束されていた実業家、ジェフリー・エプスタイン元被告は2019年8月、拘留されていた刑務所内で死んでいるのが発見された。

 

アメリカの司法省と連邦捜査局(FBI)は7月7日、エプスタイン元被告に関する証拠を両機関が「徹底的に見直した」結果、彼が独房内で自殺をしたと結論付け、誰かによって殺害されたとする陰謀論の一つを明確に否定し、監視カメラの動画も公開した。

 

しかしメディア「WIRED」によれば、その動画から、約3分間の映像がカットされていた可能性が示されたという。

 

エプスタイン元被告が最後に生きているのが確認されたのは、8月9日の午後10時41分頃と考えられている。

 

「完全な未加工」の動画だと主張

 

アメリカの司法省と連邦捜査局(FBI)は公開する際、この監視カメラの映像が「完全な未加工」であると主張していたそうだ。

 

しかし「WIRED」は、公開された動画が、2つのビデオファイルからつなぎ合わされたものだと突き止めたという。

 

さらに今回、分析を行った結果、動画ソースの1つが、最終版の動画に含まれる部分よりも約2分53秒長いことが判明。つまり公開された動画は、その分カットされていた可能性が示された。

 

すでに動画には、午後11時58分58秒から午前0時まで、約1分間の空白があると指摘されており、パム・ボンディ司法長官は、この空白が夜間の監視カメラのシステム・リセットによるものだと主張している

 

今回の動画の分析結果は、独立したビデオ鑑識の専門家によって確認されたもので、「WIRED」は7月11日に、ビデオに埋め込まれた元データの分析内容を公開したという。

 

トランプ支持者は、以前からエプスタイン被告が殺され、「顧客リスト」も残っていると信じていたため、司法省とFBIの結論に即座に反発し、トランプ政権による隠蔽工作だと非難しているという。(了)

 

出典元:WIRED:The FBI’s Jeffrey Epstein Prison Video Had Nearly 3 Minutes Cut Out(7/15)

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