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ロシアにも賽の河原!? ウラジオストクの海岸に何百もある積み石が奇妙すぎる

ロシアにも賽の河原!? ウラジオストクの海岸に何百もある積み石が奇妙すぎる
Instagram/kiseniaanatolievna

いくつもの積み石が集まった風景は、日本の霊場などでよく見かけるが、これと同じものがロシアにもある。

 

それはロシア極東の地、ウラジオストクのVyatlina岬。有名なイギリスのストーンヘンジになぞらえて、「ロシアのストーンヘンジ」などとも言われている。

 

人々は数年前からこの磯浜に石の塔を積み上げ始め、いつしか数百個の塔が出来上がった。そして今も数が増え続けているという。

 

ウラジオストク155周年記念から始まった風習

 

積み石の風習が始まったのはごく最近のこと。2015年にウラジオストク市の有志グループが、市の設立155年を記念して、155本の石積みの塔を作ったのが発祥だ。

 

高いものは3.5メートルにもなったそうだが、その後近くで起こった洞窟の崩壊のあおりを受けて、塔の大半は崩れてしまった。

 

だが、訪れた地元住人や観光客が再び石を積み上げ始め、当初あった155本を超えてもまだ数が増え続けたそう。

 

現在の塔の数は数百にもなる。この場所に来て石を積めばどんな願いも叶う、という迷信めいたものも生まれているらしい。

 

地道な作業がソーシャルメディアで広まった

 

2015年に最初に積み石をしたグループのリーダー、Denis Gorbunovさんは「石を積むというシンプルなアイディアが、こんなに美しいものに発展したことが嬉しい」と海外メディアに話している。

 

当初の石の塔が崩れてしまった後、Gorobunovさんのグループは地道な再建作業を続けたようだ。それについてこう述べている。

 

友人のArtem Tarasovは、彼の友だちを集めてこの場所に毎日行きました。そして、毎日新しい塔を作りました。

左側の浜にある3つの最大の塔は、高さが大体3〜3.5メートルくらいですが、それを作ったのは彼らなんです。

そうするうちに、訪れた人々が、作業する彼らの写真を撮るようになりました。自分たちで石を積んで、新しい塔を作る人たちも現れました。

やがて写真がソーシャルメディアに投稿され、多くの人が知るようになり、今日のようなレベルにまで成長したと言えるのです。

(了)

 

 

出典元:Odditycentral:This Russian Beach Is Covered With Hundreds of Man-Made Stone Towers(5/23)

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