イランのテクノロジー展示会に出品された人型ロボットが、人間だったと発覚

イランで開催された最新テクノロジーの展示会「Kish Inox Tech Expo」。そこに出展された2体の人型ロボットが話題になっている。「先進のヒューマノイドロボット」と銘打ったその2体は、実はロボットでなく、ロボットのふりをした人間だったことがバレてしまったからだ。
ニキビ跡があり瞬きもする
その偽ロボットは、男性と女性の2体。着ている服はどこか安っぽい感じで、おそらくデジタルなイメージを演出するためだろう、「0」と「1」の数字が模様としてあしらわれている。
下にあるのは、会場で撮影された動画。偽ロボットは客に向かって、自分らは最先端のマシンであると自己紹介している。女性の偽ロボットは「ミス·データ」と名乗り、「ブロックチェーンの空間」に住んでいると告げる。また、2体は共有されたデータコードの中で協力し合うデータの集合体であるとも言う。
🔴 Hilarious!
The Islamist regime in Iran showcased humans in cheap robot costumes with flimsy makeup as “humanoid robots” at its Tech Expo, and it immediately became the subject of ridicule on social media.
At the 2025 Kish Inox Tech Expo, human performers in low-quality… pic.twitter.com/igGpjv6o5Q
— Shayan News (@ShayanNews) November 13, 2025
海外メディアによると、高解像度の動画をよく見ると顔にニキビ跡があり、瞬きをし、呼吸しているのも分かるので、人間であるとバレてしまったそうだ。
イラン政府の副大臣がコメント
この一件で、イランの科学技術に対する信用はガタ落ちらしい。おそらくそれを食い止めようとしたのだろう、イランの科学技術·ナレッジベース経済担当副大臣であるHossein Afshin氏は、次のようなコメントを発表した。
「私が知っているのは、一つの企業が自己宣伝のためにこれをやったということです。その企業に反論の余地はなく、当然責任を負わなければなりません。人間にロボットのふりをさせたのは、展示会の運営者の考えではないのです」
テクノロジー関連の展示会で人間がロボットのふりをしたのは、今回が初めてではない。例えば昨年中国で開催された「北京ワールド·ロボット·カンファレンス」では、美人の女性人型ロボットが話題になったが、その一体が昼食を食べているところが目撃されている。(了)
出典元:Odditycentral:Humanoid Robots at Iranian Tech Expo Turn Out to Be Humans in Disguise(12/5)
出典元:Jfeed:Iran’s “Robotic Revolution” Exposed: Just Two Humans in Tin-Foil | WATCH (11/27)
出典元:Odditycentral:Attractive “Humanoid Robots” Go Viral at Chinese Robot Conference(2024/8/29)


























