ベネズエラのマドゥロ大統領、裁判で起訴容疑を否認、「戦争捕虜」だと主張

アメリカのニューヨーク市にある収容施設へ移送されたベネズエラのニコラス・マドゥロ大統領(63)は1月5日、連邦裁判所に出廷し、起訴内容を否認した。
「私は無実です。有罪ではありません」
マドゥロ大統領は2020年、広範な麻薬密売事件の一環として側近14人と共に、「麻薬テロ」の共謀罪、コカイン密輸共謀罪、機関銃及び破壊装置所持罪を含む4件の容疑で、起訴されたという。
そして1月3日、マドゥロ大統領は妻のシリア・フローレス氏と共に、ベネズエラでアメリカ軍の特殊部隊によって拘束され、そのままニューヨーク市に移送された。
1月5日、マンハッタンの連邦裁判所では罪状認否が行われ、マドゥロ大統領が出廷。彼は4件の起訴内容を全て否認し、無罪を主張した。
審理において、マドゥロ大統領は、自分が「依然としてベネズエラの大統領」であり、首都のカラカスの自宅で不法に「捕らえられた」だけで、「戦争捕虜」であると主張。「私は無実です。有罪ではありません。私は礼儀正しい人間です」と述べたという。
またマドゥロ大統領は足首に手錠をかけられた状態で法廷に入り、席に着く前には、傍聴席に向かって英語で「ハッピーニューイヤー!」と挨拶したそうだ。
妻も無罪を主張、肋骨に負傷
ベネズエラのファーストレディであるシリア・フローレス氏も1月5日、裁判所に出廷し、容疑を否認、「完全に無実だ」と述べたという。
フローレス氏の弁護士は、彼女がアメリカ軍によって拘束された際、肋骨に重度の打撲傷を負ったと説明した。
そして法廷に入った時も、フローレス氏はこめかみと額に大きな絆創膏を貼っていたそうだ。
「盗まれた」石油のための正当な手段
アメリカのトランプ大統領は、マドゥロ大統領夫妻の拉致は、アメリカがベネズエラから「盗まれた」石油を押収するための正当な手段だと主張。アメリカのエネルギー企業がベネズエラの豊富な埋蔵量を誇る石油を管理する間、当面はアメリカがベネズエラを「運営」すると述べていた。
ベネズエラのデルシー・ロドリゲス大統領代行は、当初アメリカ軍の攻撃に対し、反抗的な反応を示していたが、トランプ大統領が「自分の意向に従わなければ、マドゥロ大統領よりも大きな代償を払うことになるだろう」と脅した数時間後、アメリカと協力することを申し出たという。(了)
出典元:The Guardian:Deposed Maduro pleads not guilty after capture in shock US attack on Venezuela(1/5)


























