イランの攻撃によりイラクの港で2隻の外国船が炎上、1人の船員が死亡

イラクの港で、2隻の外国船がイランの攻撃を受け、炎上した。
ホルムズ海峡やオマーンでも攻撃
イラクの港湾警備局によれば3月11日、燃料油を積んだ外国船2隻が、爆発物を積んだイランの船(ドローンか?)の攻撃を受け、炎上したという。
イラク側は2隻の船から乗組員25人を避難させたが、この攻撃により1人の外国籍の乗組員1人が死亡したそうだ。
Additional footage of the two oil tankers struck by Iran in the northern Persian Gulf tonight, both reportedly loaded with Iraqi oil.
The tankers have been completely engulfed in flame, and are leaking burning oil. pic.twitter.com/wX2sNYZXuB
— OSINTtechnical (@Osinttechnical) March 11, 2026
これに先立ち、ホルムズ海峡ではタイ船籍の船が攻撃を受け、オマーンのサラーラ港でも燃料タンクがドローンによる攻撃を受けたという。
原油が1バレル200ドルに達する可能性
アメリカのトランプ大統領はホルムズ海峡の石油タンカーを保護すると誓ったが、イラン側は原油価格が1バレル200ドル(現在90ドル前後)に達する事態に、世界が備えるべきだと警告した。
その後、G7諸国(アメリカ、カナダ、日本、イタリア、英国、ドイツ、フランス)の首脳は、湾岸諸国における船舶の航行を自由にするための護衛の可能性を検討することで合意した。
この電話会談は、フランスのマクロン大統領がG7首脳に呼びかけて行われ、米・イスラエルによるイランへの戦争と、それがエネルギー価格の高騰に与える影響について協議した後、声明で次のように述べられた。
「この点に関し、適切な安全保障環境が整った状況下で、船舶を護衛する可能性を検討するための作業部会が設置された。この作業部会では、船会社、運送会社、保険会社への働きかけも行われる予定だ」
イランと「ヒズボラ」もイスラエルを攻撃
イスラエル軍は3月11日にも、イランを攻撃し、同時にレバノンの首都・ベイルート郊外にも大規模な空爆を行った。
これに対し、イランとレバノンのシーア派武装組織「ヒズボラ」も、イスラエルへの協調的な攻撃を開始したという。
「ヒズボラ」はイスラエル北部にある、イスラエル軍の施設にロケット弾を発射したと発表。またイスラエル北部の港湾都市、ハイファ市にある海軍基地とカルメル空軍基地にもミサイルを発射したと明らかにした。
一方、イラン革命防衛隊(IRGC)の報道官は、中東のアメリカ軍基地に対する大規模な攻撃を継続しているとし、ホルムズ海峡についても次のように述べた。
「ホルムズ海峡は、我々の部隊によって常に監視されている。敵にはそこを通過する権利はなく、我々はミサイルとドローンを用いた広範囲にわたる攻撃を継続する。イスラム共和国は独立を守り、我々の勝利はアッラーによるものだ」
イランのマスード・ペゼシュキアン大統領は、ロシアとパキスタンの首脳と電話会談を行い、イランが交渉に復帰する用意があることを示唆。イランの主権、国内に生じた破壊に対する賠償、そしてこのような侵略が繰り返されないことの保証など、3つの条件を挙げた。(了)
出典元:The Guardian:Middle East crisis live: Iraqi tankers hit as Iran targets oil supplies; US orders petroleum reserve release in bid to calm markets(3/11)


























