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バフムトでウクライナ軍が孤立しつつある、ロシア軍はさらに兵を戦場に投入

バフムトでウクライナ軍が孤立しつつある、ロシア軍はさらに兵を戦場に投入
Twitter/Defense of Ukraine

ウクライナ東部・ドネツク州にある町、バフムトでウクライナ軍が孤立しつつあるという。

 

「ロシア軍が小さな前進を遂げた」

 

イギリス国防省は2月5日、ウクライナ軍が守っている町、バフムトでは「ますます孤立している」とツイート。

 

「先週、ロシア軍はバフムトを包囲する試みで、小さな前進を遂げた」と分析結果を明らかにした。

 

ロシアの民間軍事会社「ワグネル」の代表、エフゲニー・プリゴジン氏も、ウクライナ軍がバフムトを放棄したとの、ロシア・メディアの報道を否定。

 

「(バフムトの)北部の地区では、すべての通り、すべての家、すべての階段をめぐって、激しい戦闘が続いている」と語ったという。

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は2月4日、東部の前線の状況は厳しくなっており、ロシアはますます多くの軍隊を戦場に投入しているとの見方を示した。

 

「象徴的」な意味で新たな攻撃

 

一方、ウクライナのオレクシー・レズニコフ国防大臣は、記者会見を開き、今後の戦況の見通しを述べた。

 

それによれば、まずウクライナ側は、今月中にロシアが大規模な攻撃を仕掛けてくる可能性があると予想しているという。

 

しかし、西側の最新の軍事物資がすべて間に合わないとしても、ウクライナ軍にはロシア軍を阻止するための蓄えがあると述べた。

 

またロシア軍は侵攻1周年を記念して「象徴的」な意味で新たな攻撃を開始する可能性があるが、軍事的な観点からは準備ができていないとの見方を示し、レズニコフ国防大臣は次のように述べた。

 

「何はともあれ、我々は2月にロシア軍が攻撃する可能性があると予想している。これはあくまで象徴的な観点からであり、軍事的な観点から言えば、論理的ではありません。なぜなら、彼らの蓄えがすべて準備できているわけではないからだ。しかし、彼らはとにかく、それを行い続けている」

 

Twitter/Oleksii Reznikov

国防大臣に汚職疑惑が浮上、解任か

 

一方、レズニコフ国防大臣には、汚職疑惑が浮上しており、今後は解任され、別の職務に就く可能性が報じられている。

 

ウクライナのニュースメディア「Ukrainska Pravda」は、政府や軍の情報源を引用し、レズニコフ国防大臣が来週にも大臣職を解任され、別の役職に任命される可能性があると伝えた。

 

実はウクライナ国防省は、前線の部隊に供給する食糧を、スーパーの2倍から3倍の値段で支払っていたことが明らかになったという。

 

この疑惑報道の中で、レズニコフ国防大臣は「ゼレンスキー大統領が解任を命じれば、退任する用意がある」と述べたそうだ。

 

国防大臣を解任されれば、レズニコフ氏は法相に任命される可能性があり、国防相の後任には、ウクライナの軍事情報部の部長であるKyrylo Budanov氏が有力視されている。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war live: Ukraine ‘expects possible major Russian offensive this month’ – as it happened(2/5)

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