「アルテミス2」打ち上げ数時間後に、トイレが故障していた

今月2日に打ち上げ成功が話題になった、NASAアルテミス2計画の有人宇宙船「オリオン」号。実は、そのトイレが、打ち上げ数時間後に故障していたことが分かった。
トイレの故障ランプが点灯
日常生活でも、トイレが詰まるのは最悪のトラブルと言えるだろう。どうやら宇宙飛行士たちも、同様のトラブルから逃げられないようだ。
アルテミス2計画のオリオン宇宙船が打ち上げられてからわずか数時間後、宇宙船内のトイレに異常が発生した。トイレの機能をコントロールする廃棄物管理システムのセンサーが、予想外の数値を示したという。
宇宙飛行士のクリスティーナ·コッホさんは、トイレを使うために作動スイッチを入れた直後に「トイレが勝手にシャットダウンし、黄色い故障ランプが点滅」したため、その事を地上管制に伝えたそうだ。
ちなみにこのトイレはチタン製で、宇宙船の「床」部分に設置されており、空気吸引で排泄物を除去する仕組みになっている。尿と固形物は別々に処理され、尿の方は宇宙空間に廃棄、固形物は帰還時に持ち帰るため保管される。
地上管制がトイレの修理方法を検討している間、飛行士たちは漏斗と容器を組み合わせた「折りたたみ式緊急小便器(CCU)」を使うよう指示されたとのこと。
故障したトイレは6時間ほど使えなかったが、コッホ飛行士が地上班の指示した手順を実行したところ、無事修理することができたと報じられている。
改良が進んだ宇宙船のトイレ
今回の宇宙船に搭載されたトイレは、2020年に国際宇宙ステーション(ISS)へ運ばれた実験用トイレの改良版だ。ISSのトイレに比べて、女性飛行士にとってより使いやすくなっている。
また、トイレが小さな個室として設置されているのも改良点の一つ。アポロ時代には、宇宙飛行士は浮かんだまま隅の方で用を足すしかなかったそう。今回のオリオン宇宙船に乗務しているジェレミー·ハンセン飛行士は、以前にこの個室を「ミッション中に唯一、ひとりになれる場所」と表現していた。(了)
出典元:NASA:Artemis II Flight Update: Crew and Ground Teams Successfully Troubleshoot Orion’s Toilet(4/2)
出典元:Daily Mail:Toilet on board the Orion spacecraft BREAKS within hours of the Artemis II launch – as ground teams scramble to find a fix(4/2)


























