Twitter/Agenzia ANSA

イタリア・ローマにある古代円形闘技場「コロッセオ（コロッセウム）」に落書きをする人物が、再び現れた。

壁に「N」の文字を彫る

その人物とは、スイス人の17歳になる少女だ。名前は明らかにされていない。

メディアの報道によれば、この少女は「コロッセオ」の壁に「N」の文字を彫る行為に及んだという。

また撮影された映像にも、少女がコインか小さな石を使って、壁に自分の名前を彫り始めているような姿が映っていた。

Nuovo sfregio al Colosseo, una turista svizzera incide le sue iniziali: rischia il carcere e una maximulta. E’ stata filmata da una guida e denunciata #ANSA https://t.co/LwYpfzyrdK pic.twitter.com/ZptKpOD1Db

— Agenzia ANSA (@Agenzia_Ansa) July 15, 2023

「6年間で何十回も見てきた」

この動画を撮影したデイヴィッド・バタグリーノさんは、地元メディアに対し、次のように語っている。

「コロッセオでの破壊行為を撮影したのは初めてですが、6年間で何十回も見てきました。壁の一部を剥がす者もいました。一度少年を叱った時、彼らは私に唾さえ、吐きかけてきたのです」

バタグリーノさんは、その後警察にこの件について通報したとみられ、やがて少女と両親が連行され、事情聴取を受けたと考えられている。

ただバタグリーノさんによれば、両親は少女の行為に対しても比較的冷静で、警察にも「まだ彼女は子供です。彼女は何も悪いことをしていません」と言ったという。

しかし結局、この事件によって、少女と両親には最高1万5000ユーロ（約230万円）の罰金が科せられる可能性があるそうだ。（了）

出典元：METRO：Teenage girl becomes second person in a month to deface Colosseum(7/17)