まるで世界の終わり…アマゾンの火災により、真昼のブラジルが闇に包まれる
8月19日午後3時頃、ブラジル最大の都市サンパウロに闇が訪れ、夜のようになってしまった。
昼の時間に夜の暗さ
アマゾン熱帯雨林で起きている火災の煙がサンパウロを覆い、普段なら太陽が燦々と照りつける午後3時頃から約2時間の間、日の光が全くとどかなくなった。その時の街の様子がSNSに数多く投稿されている。
Good morning. Perhaps, you wanna know what the apocalypse is gonna look like? This was São Paulo, yesterday at 3pm #PrayforAmazonia pic.twitter.com/8uvSlZe1mO
— André Só (@AndreTheSolo) August 20, 2019
(おはよう。世界の終わりがどんなか知りたいんじゃないか? 昨日午後3時のサンパウロがこれだ)
#AmazonRainforest
Just in case anyone was wondering what the coming of the apocalypse would look like… pic.twitter.com/mlu59rUukk— Jake Page (@JakePage17) August 21, 2019
(世界の終末が訪れた時、どのようになるかに興味がある人がいるかもしれないので……)
São Paulo, 3:30 PM #gothamcity pic.twitter.com/KyR1YOGg8q
— Leandro Mota (@leandromota_) August 19, 2019
(サンパウロ、午後3時)
Pontualmente 4h da noite em SP pic.twitter.com/07ZJdUeOM6
— Gianvitor Dias (@Gianvitor) August 19, 2019
(サンパウロ、夕方4時きっかり)
🌎Just a little alert to the world: the sky randomly turned dark today in São Paulo, and meteorologists believe it’s smoke from the fires burning *thousands* of kilometers away, in Rondônia or Paraguay. Imagine how much has to be burning to create that much smoke(!). SOS🌎 pic.twitter.com/P1DrCzQO6x
— Shannon Sims (@shannongsims) August 20, 2019
(世界中にちょっとした警告を:今日のサンパウロは、空が時折暗くなった。気象学者は、数千キロ離れたブラジルのロンドニア州かパラグアイで起こっている火災の煙のせいだと考えている。どのくらいの森が燃えればこれだけの煙が出るか想像してほしい(!)SOS、地球)
アマゾンでは観測史上最多の火災が発生
ブラジル国立気象研究所によれば、闇の原因はやはりアマゾンの火災で発生した煙であるとのこと。海岸沿いに湿った冷たい気団があったため、これまでとは風向きが変わり、数千キロ離れた火災現場からの煙がサンパウロまで到達したらしい。
海外メディアによれば、アマゾンの熱帯雨林では、現在、観測史上最多の火災が発生しているそうだ。アマゾンの熱帯雨林は数カ国にまたがっているが、ブラジル国内だけ見ても、過去4日間に9507カ所で火災が新たに発生しているとのこと。
また、ブラジル国立宇宙研究所の人工衛星からの観測によれば、ブラジルでは今年になってから7万以上の森林火災が発生しており、これは昨年の同時期と比べて83%もの増加になるという。
これらの火災から大気中に吐き出される煙や、消滅する森林が地球環境にどのような影響を及ぼすかが懸念されている。(了)
出典元:Metro:Amazon rain forest fire so huge Sao Paulo has been plunged into darkness(8/21)
出典元:BuzzFeed News:Smoke From The Burning Amazon Rainforest Plunged Brazil’s Largest City Into Darkness In The Middle Of The Day(8/20)