銀行が手違いで客の口座に3700万ドル(約40億円)を振り込んだ
米国テキサス州に住む女性が、ある日自分の預金口座をチェックすると、残高が3700万ドル(約30億円)以上に増えていた。
後に銀行の事務的なミスと分かったが、あまりに桁外れな金額違いなので、複数の米国メディアがニュースとして取り上げている。
「ワォ、私たち大金持ちだわ」
テキサス州ダラス市に住むRush Balloonさんは12月の始め、クリスマスシーズンに使うお金の計画を立てるために、レガシーテキサス銀行(Legacy Texas Bank)に持っている口座をチェックした。
すると、残高が37,203,337ドル。日本円にして30億円近い金額が増えており、理由はまったく思い当たらない。
メディアにその時の気持ちを尋ねられたBalloonさんは、シンプルにこう言う。
「ワォ、私たち大金持ちだわ」と思いましたよ。
CBSニュースがYouTubeで公開した動画には、スマホに表示された口座残高のスクリーンショットが映っている。
彼女はこれを夫に話し、夫が銀行に問い合わせると、銀行側の事務手続き上のミスと分かった。もちろん、残念だが、金額はすぐに訂正された。
一瞬だけ大金持ちになったBalloonさんは、「スクリーンショットを撮ってあるので、いい話のネタになりますよ」と言っている。
なぜミスが起こったか
銀行が海外メディアに発表したコメントはこうだ。
そのクライアント(Balloonさん)は、口座に外貨を預金していました。外貨は為替レートの変動があるので、入出金があった際、銀行スタッフが手作業でコンピュータシステムに打ち込まなければなりません。彼女の口座に入金があったとき、担当スタッフが金額でなく、間違って彼女の口座番号を打ち込んでしまいました。
もし彼女がお金をすぐに引き出し、使ってしまったらどうなるのだろう?
2010年にニューヨークのある男性の口座に、やはり銀行のミスで、500万ドル(約5億5000万円)が振り込まれた事件があった。男性はその一部を使ってしまい、窃盗罪で起訴された。(了)
出典元:UPI:Bank mistakenly deposits $37 million into woman’s account(12/13)
出典元:WYFF4:‘I was a millionaire’: Bank accidentally deposits $37 million into woman’s account(12/13)