ドイツで新型コロナによる死者が増加、149人が死亡、前日より25%増
新型コロナウイルスによる致死率が低く抑えられていたドイツで4月1日、死者が急激に増え、警戒が呼びかけられている。
1日の死者が149人、前日より25%以上も増加
連邦政府からの公式データを扱っている「ロベルト・コッホ研究所(Robert Koch Institute ・RKI)」は4月1日、3月31日の深夜までに死者が149人になったと発表。
これにより4月1日の朝の時点で死者の合計は732人となり、前日の583人から25%以上も増加することになった。
死亡率は1.1%とされているが、RKIは感染が拡大して以来、1日の死者としては最も多くなったと発表している。
感染者の合計は7万人以上
ウェブサイト「Coronavirus-Monitor」では、各地の保健当局からの情報を収集してアップデートしているが、そのサイトでも過去24時間で新型コロナによる新たな死者が128人になったと報告している。
また感染者数も6166人も増え、合計で7万3217人に上った。このうち1万8000人はすでに回復しているそうだ。
感染者の増加率は緩やかに低下
この死者の増加は3月29日以来続いているが、感染者の「増加率(感染者数ではない)」は今週、ゆっくりと低下しているという。
この結果は、厳しいロックダウンの措置や、国内で広く行ってきた検査によるものと考えられている。
ただし感染者の人数が減っているわけではない。新型コロナの感染者の数は先週では1日で最大16%増えたが、今週の日曜日(3月29日)からは増加率は8%未満になっているそうだ。
ドイツはヨーロッパでも、3番目に新型コロナの深刻な影響を受けた国と言われているが、イタリアやスペインなどと比べると、死亡率はかなり低いまま推移してきたという。(了)
出典元:AA:COVID-19: Germany deaths hit 815, infection rate slows(4/1)
出典元:MailOnline:Germany suffers its biggest daily jump in coronavirus deaths for second day in a row with 149 new fatalities, bringing mortality rate over 1% for the first time(4/1)