大正時代の映像がAIにより4Kのカラーで蘇る、人々の表情をいきいきと映し出す
大正時代に撮影されたモノクロ映像がカラーで蘇り、当時の風俗などをいきいきと映し出している。
人々の自然な動きを再現
この元となった映像は1913年から1915年(大正2年から4年)に、日本で撮影されたものとみられている。
YouTubeユーザーのDenis Shiryaevさんは、この元映像をAIのニューラルネットワーク技術を用いて、カラー映像に作り替えた。
まずは元の動画を見ていただきたい。
そして下がカラーで蘇った映像。ただ単に色がつけられただけではなく、人々の自然な動きや豊かな表情などもうまく表現されている。
コマ送りのスピードを上げ、解像度も4K
Shiryaevさんによれば、この自然な動きの映像を作るのに1秒間に60コマで送られるようスピードを引き上げ、再生速度の問題を修正したという。
また特に顔の復元用に特別にデザインされたニューラルネットワークを、AIのアルゴリズムに加え、人々の顔をはっきりさせたそうだ。
また解像度も最大で4Kに引き上げられ、ノイズを除去し、損傷した部分も修復。ただし色に関しては、歴史のデータから忠実に再現したものではないという。
この動画を見た人からも、次のような声が寄せられている。
「みんなが自分のことを見ていて、まるでタイムスリップしたみたい」
「ここに映っている全ての子供たちは、YouTubeで何百万人に見られることを決して知らないんだろうなあ」
「(日本人)これがわずか100年前とは信じられない。私の101歳になるおばあちゃんが、この時代に生きていたなんて、とっても不思議な気分」
この動画は7月4日にYouTubeで公開されてから、現在までに200万回以上も再生されている。(了)
出典元:YouTube:[60 fps] 東京の光景(1913~1915年)(7/4)