新型コロナと習近平をミックスした像が出現、中国出身のアーティストが制作
アメリカで、中国共産党の習近平氏と新型コロナウイルスを組み合わせた像が作られ、お披露目された。
頭には新型コロナのスパイクが生える
その像の名前は「中国共産党(CCP)ウイルス」。中国生まれで、現在はニュージーランドの国籍を持つアーティスト・Chen Weimingさんが制作したという。
この像は、習近平氏の顔の半分が骸骨になっており、頭には新型コロナのスパイクと思われるものが生えている。
そしてカリフォルニア州にある砂漠の街、Yermoの「Liberty Sculpture Park」に現在も飾られているそうだ。
在洛杉矶的”习近平病毒,中共病毒”雕像坐落仪式。 pic.twitter.com/dY5ZRAaWto
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习近平病毒,中共病毒 pic.twitter.com/ZZ6xeJ3msN
— Inty (@__Inty__) June 6, 2021
中国の政治体制の変革を願う
この像は天安門事件から32年目にあたる今年の6月4日に除幕され、式典には市長や国会議員を含め、100名が出席したという。
また出席者の中には台湾や香港の旗を振っている人もおり、旗には香港の独立を求める言葉も書かれていたそうだ。
作者のWeimingさんは30年前に中国を脱出して以来、つねに中国の政治体制が変わることを願っており、2年前の天安門事件の記念日には、「タンクマン」の像も制作したという。WeimingさんはDaily Pressの取材に対して、次のように語っている。
「自分の作品が中国のレジーム・チェンジ(体制転換・政権交代)の一助となることを望んでいます。私たちは人権の彫刻公園にいます。これは初めての試みです。政府のサポートがあるからこそ、ここで作品を作ることができたのです」(了)
出典元:Gulf Today:Chinese-born New Zealand artist and sculptor Chen Weiming’s latest coronavirus sculpture is displayed in California(6/2)
出典元:Daily Press:Weiming Chen unveils ‘CCP Virus’ at Liberty Sculpture Park in Yermo(6/5)