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イングランドのPKに失敗した選手の壁画に、人種差別的な落書き

イングランドのPKに失敗した選手の壁画に、人種差別的な落書き
Twitter/Kea

サッカー・ヨーロッパ選手権ではイタリアが優勝したが、試合後、PKに失敗したイングランドの選手の壁画に落書きがされているのが見つかった。

 

PKに失敗した3選手

 

ヨーロッパ選手権の決勝戦では、イタリアとイングランドがそれぞれ1点ずつゴールを決めたが、最後はPK戦にもつれ込んだ。

 

しかしイングランドの3人の選手、Marcus Rashford選手とJadon Sancho選手、Bukayo Saka選手がPKに失敗。この結果、イタリアが優勝を果たした。

 

試合終了後、SNS上ではPKに失敗した3人の黒人選手に対して、辛辣な批判が殺到。彼らは人種差別的な誹謗中傷のターゲットにされたという。

 

またマンチェスターの街、WithingtonにはRashford選手の肖像が描かれていたが、試合終了後に落書きされているのが発見された。

 

落書きは覆われ、花も添えられる

 

Rashford選手の壁画には「Saka(Saka選手のことか)」という文字とともに、いくつかの汚い言葉が書かれていたという。

 

しかしその後、ネットではRashford選手を支援する言葉、「ヒーローだ」や「素晴らしい人」「お手本」といったポジティブな言葉が多く投稿され、壁画の落書きも覆われたそうだ。

 

またRashford選手への支援は続き、壁画の覆われた部分にはハートマークが付けられ、やがて多くの花などが飾られていった。

 

子供の貧困問題に取り組む

 

実はこの壁画は、Rashford選手が子供の貧困をなくす取り組みをしていることを称え、描かれたものだという。そこには彼の母親の言葉、「あなたの目的のために、あなたの苦労が最大の役割を果たすことを誇りに思ってください」と書かれていたそうだ。

 

グレーター・マンチェスターのAndy Burnham市長は、今回の壁画の落書きを「卑劣で恥ずべき行為」と表現。「わが国を55年ぶりのメジャー大会決勝に導いたMarcus Rashfordと彼の役割を、これ以上ないほど誇りに思います」とツイートした。

 

ボリス・ジョンソン首相は、3人の選手へのSNS上での誹謗中傷を「ひどい」と表現。「チームはSNSで人種差別的に罵倒されるのではなく、英雄として称賛されるべきだ。このひどい虐待の責任者は、自らを恥じるべきだ」と述べている。

 

英メディアのMETROなどは「黒人たちはすでに知っている、私たちは勝っている時だけ、愛される」といったタイトルの記事を掲載している。

 

現在、ストリートアーテイストによって、壁画は修復されているという。(了)

 

 

出典元:BBC:Marcus Rashford mural defaced after England Euro 2020 defeat(7/12)

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