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プーチン大統領の盟友である親ロシア派党首、逃亡中の身柄をウクライナ当局が拘束

プーチン大統領の盟友である親ロシア派党首、逃亡中の身柄をウクライナ当局が拘束
Twitter/Christo Grozev

逃亡中だったウクライナの野党党首を、当局が拘束し、その写真をSNSに投稿した。

 

ウクライナ最大野党の党首

 

その人物とは、ヴィクトル・メドヴェチュク氏だ。彼はウクライナ最大野党「野党プラットフォーム・生活党」の党首で、ロシアと深い繋がりがある人物とされている。

 

この党には数百万の支持者がいると言われていたが、メドヴェチュク氏は、併合されたクリミア半島でロシアと共謀して天然資源を採掘しようとしたり、ロシアに機密情報を渡したりした疑いが持たれていた。

 

また昨年にはロシア軍の力を借り、クーデターを引き起こそうとして、反逆罪に問われたという。

 

以来、彼は自宅軟禁の状態に置かれていたが、今年2月24日、ロシア軍がウクライナへの侵略を始めてから3日後に逃亡。しばらく身を隠していたが、4月12日にはウクライナ保安庁によって、身柄を拘束された。

 

プーチン大統領と親密なオリガルヒの1人

 

ウクライナ保安庁によれば、拘束時にメドヴェチュク氏は、ウクライナ軍の制服を着て変装していたという。

 

メドヴェチュク氏はロシアの新興財閥「オリガルヒ」の1人とされ、ロシアのプーチン大統領とも20年以上の関係があると言われている。

 

実際に2人は、黒海で休暇を一緒に過ごしたり、お互いにビジネスを行ったりしており、メドヴェチュク氏の娘の名付け親が、プーチン大統領だとも言われている。

 

ウクライナの捕虜と交換を提案

 

このためメドヴェチュク氏がウクライナ側に捕まったというニュースは、プーチン大統領の怒りに火をつけたと考えられるという。

 

今回、メドヴェチュク氏が拘束された姿は、ウクライナのゼレンスキー大統領の公式「テレグラム」にも投稿されており、保安庁の公式Twitterアカウントにも投稿されている。

 

ゼレンスキー大統領は、ロシア軍に捕えられたウクライナ人と引き換えに、メドヴェチュク氏をロシア側に解放することを提案したそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war latest: Zelenskiy announces capture of Putin ally in Ukraine – live(4/12)

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