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皮膚の痕跡まで残る恐竜の化石、大量絶滅を引き起こした小惑星落下で即死か

皮膚の痕跡まで残る恐竜の化石、大量絶滅を引き起こした小惑星落下で即死か
flickr_Kevin Gill

アメリカで非常に保存状態の良い、恐竜の化石が発掘され、今回その研究成果が明らかにされた。

 

皮膚の痕跡すら残っていた

 

その恐竜の化石が見つかったのは、ノース・ダコタ州の街、タニスにある発掘現場とされている。

 

化石はテシェロサウルスの脚の部分で、保存状態が非常によく、皮膚の痕跡すら残っていたという。

 

しかもこの恐竜の死因を物語るように、周辺には小惑星の衝突直後から一定期間降り注いだ破片(デブリ・粒子)も存在していたそうだ。

 

つまり小惑星の衝突があったその日に、この恐竜が「即死」したと考えられている。

 

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粒子をエラに詰まらせた魚の化石

 

現在、約6600万年前に幅12kmの小惑星が地球に落下したことにより、恐竜の絶滅がもたらされたとする説が広く受け入れられている。

 

その小惑星の衝突地点は、ユカタン半島沖のメキシコ湾であることが確認されており、ノースダコタ州のタニスまでは3000kmほども離れている。

 

しかし小惑星の落下のエネルギーは非常に大きく、その被害は広範囲に及んだと考えられるという。

 

そして今回発見された化石の中には、小惑星落下時に放出された粒子を、エラに詰まらせた魚も複数発見されているそうだ。

 

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「何が起こったかを教えてくれる」

 

この発掘を主導しているマンチェスター大学大学院生のロバート・デパルマ氏は、次のように語っている。

 

「この遺跡は、一瞬一瞬に何が起こったかを教えてくれる非常に多くの詳細な情報を持っており、それはまるで映画の中で展開されているのを見ているようです。岩の柱を見たり、化石を見たりすると、あの日(小惑星衝突時)に戻ったような気がするんです」

 

またBBCによれば、研究チームは、木の杭で串刺しにされた亀の化石、小型哺乳類とその巣穴、トリケラトプスの皮膚、翼竜の卵の中の胚も発見したという。

 

今回の発掘に関する内容は、BBCのドキュメンタリー番組「Dinosaurs: The Final Day with Sir David Attenborough」で放送される予定とされ、番組に出演しているデイヴィッド・アッテンボロー氏は恐竜の「脚」を見た時、「ありえない化石だ」と述べたそうだ。(了)

 

出典元:The Guardian:Scientists find fossil of dinosaur ‘killed on day of asteroid strike’(4/7)

出典元:BBC:Tanis: Fossil of dinosaur killed in asteroid strike found, scientists claim(4/7)

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