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米アラバマ州の若者が、誰が最初に感染するかを試す「新型コロナ・パーティー」を開いているらしい

米アラバマ州の若者が、誰が最初に感染するかを試す「新型コロナ・パーティー」を開いているらしい
Unsplash/Marvin Meyer

米国アラバマ州タスカルーサ市(郡)の学生たちが、「新型コロナ・パーティー(Covid-19 party)」なるものを開いているらしい。それは、参加者の中に意図的に紛れ込ませた感染者から、誰が最初にウイルスをもらうか(感染するか)で皆が賭けをするというパーティーだ。

 

最初に感染すれば賭け金総取り

 

パーティーはここ数週間、アラバマ州タスカルーサ市内で頻繁に開かれているらしいが、まだ現場が押さえられたわけではない。しかし、市当局には裏付けとなる情報が入っている、と米国メディアは報じている。

 

同市のSonya McKinstry市議は最近、「新型コロナ・パーティー」について知り、市議会に報告したとのこと。彼女は「そのパーティーに、新型コロナの陽性者が意図的に招待されている」とメディアに話し、さらにこう続ける。

 

「彼ら(パーティーの参加者)は器に賭け金を集めてから、コロナウイルスに感染しようとするのです。最初に感染した者が、器のお金を総取りします。全く理解できません。自分たちが何をやっているか、分かっていながらやっているんですよ」

 

学生らが市内のあちこちで

 

「新型コロナ・パーティー」は噂ではなく実際に行われている、と、市の消防署長であるRandy Smith氏は市議会で証言している。この数週間のうちに市を含むタスカルーサ郡のあちこちで、そういったパーティーが開かれ、「そこには子供と言っていい学生たちが、陽性判定が出た者を連れて集まっている」という。

 

Smith氏は、最初のうちは単なる噂だと思っていたが、調べてみると複数の医師がパーティーが実際にあることを指摘し、アラバマ州政府もその情報を入手していたそうだ。

 

Smith氏は、パーティーに集まる学生たちの学校名は挙げていないが、タスカルーサ市にはアラバマ大学をはじめいくつもの大学がある。

 

前出のMcKinstry市議はメディアのインタビューを受け、こんな苦言を呈している。

 

「彼ら(パーティーに集まる人たち)はナンセンスなことをわざとやって、わざと感染を広げている。こんな思考パターンの人たちを、我々は相手にしているんです。一方で(新型コロナウイルスを)積極的に広めようとする人がいる中で、どうすれば(新型コロナウイルスに)勝てる戦いができるというのでしょうか?」(了)

 

出典元:abc News:Alabama students throwing ‘COVID parties’ to see who gets infected: Officials(7/2)

出典元:Odditycentral:Alabama Students Allegedly Throwing “Covid-19 Parties” To See Who Gets Infected First(7/2)

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