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【ウクライナ】ロシア軍がルハンスク州で数キロ前進か?英国防省

【ウクライナ】ロシア軍がルハンスク州で数キロ前進か?英国防省
Twitter/Global Shovel

イギリスの国防省は情報を更新し、ウクライナ東部のルハンスク州で、ロシア軍が前進したとの見方を示した。

 

物流拠点の奪還を目指している可能性

 

イギリス国防省によれば、3月に入ってからルハンスク州北部の町、SvatoveとKreminaの間の前線で激しい戦闘が続いているという。

 

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そしてロシア軍は最近、Kreminaに通じるエリアを再びコントロール下に置いたとの見方を示した。

 

場所によっては、ロシア軍は最大で数キロ前進し、その一帯を確保した可能性があるそうだ。

 

ロシア軍司令官は、高台に用意した防衛線から西に安全地帯を拡大し、自然の障害物であるオスキール川を統合しようとしており、イギリス国防省は彼らが物流拠点の町、クピアンスクの奪還を目指しているとの見方を示した。

 

ただしウクライナ北東部におけるロシア軍の意図はあくまでも防衛的なもので、司令官はこのエリアがウクライナ軍の大規模な攻勢の場になることを恐れているという。

 

クリミア半島にウクライナの国旗

 

一方、ロシア軍に併合されたウクライナ南部のクリミア半島では、鉄塔のような場所に、ウクライナの国旗が掲げられた。

 

その様子はクリミア南東部のHrushivka村の近くで撮影されたとみられ、ネットでも広くシェアされている。

 

長距離ミサイルや戦闘機を改めて要請

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は3月23日、ベルギーのブリュッセルで開かれたEU首脳会議にオンラインで出席。演説を行い、戦闘が最も激しいバフムトで目撃した「壊滅的な」光景について、感情的に語ったという。

 

その上で、EU各国の首脳に対し、改めて長距離ミサイルや戦闘機の供与を求めた。

 

一方、EU首脳会議では、ウクライナ軍が弾薬不足に直面しているため、今後1年以内に弾薬100万発を供与する計画を承認。コストを抑え、納期を短縮するために、各国間の共同調達も進めることで合意したそうだ。

 

ニュージーランドの元兵士が死亡

 

先日、当サイトでも紹介したニュージーランド軍の元兵士が、ウクライナでの戦闘で死亡したことが明らかにされた。

 

ウクライナで戦うNZの兵士が、死んだと思っていた友人に再会【動画】

 

その元兵士とはKane Te Tai氏(38)。彼は最前線から情報発信をし続け、ネット上でも人気を集めており、ロシア軍につかまっていた友人との感動的な再会を果たした人物だ。

 

しかしニュージーランド外務省は3月23日、ウクライナ政府の情報源を引用し、Tai氏の死亡を確認したと明らかにした。

 

ウクライナでは、すでに3人のニュージーランド人義勇兵が死亡しているという。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Zelenskiy renews calls to EU for long-range weapons; Moscow says relations with west ‘worse than ever’ – as it happened(3/23)

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