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ウクライナで戦うNZの兵士が、死んだと思っていた友人に再会【動画】

ウクライナで戦うNZの兵士が、死んだと思っていた友人に再会【動画】
Twitter/ABC News

ウクライナで、ニュージーランド人の兵士が友人と再会を果たし、喜ぶ様子が撮影された。

 

「ああ、私の兄弟!」

 

その兵士とは、元ニュージーランド国防軍の兵士で、現在はウクライナ東部の秘密軍事情報部隊に所属しているKane Te Taiさんだ。

 

撮影された動画には、Taiさんと仲間の兵士数人が、瓦礫に覆われた建物の地下へ入っていく様子が映っていた。

 

やがてTaiさんは地下室の中で、1人のウクライナ人男性を見つけ、彼に両手を上げるよう指示したという。

 

そしてTaiさんが床にふせた男性を調べている最中、2人の目が合い、男性の方が「ニュージーランド、ニュージーランド」と呼び、Taiさんの方も「ああ、私の兄弟!」と叫んだ。その様子がこちら。

 

ロシア軍に殺されたと思っていた

 

Taiさんによれば、その男性は彼の友人で、以前ロシア軍が男性の家に押し入った時、殺されたと思っていたという。

 

友人の男性は、2か月もロシア軍に捕まっており、その間にひどく飢え、娯楽のために不凍液まで飲まされたそうだ。

 

またTaiさんは、数日前にロシアの陣地を攻撃し、突破した後、バンカーと地下室の状況をクリアにするために、その建物に入ったという。彼は次のように述べている。

 

「私はこの2ヶ月間、この場所を走り回ってトラブルを抱えていたのですが、毎日、彼とその家にいた私たちの友人のことを考えていました。彼らはもういないと思っていました。(略)友人を救うことができるなんて、ほとんどありえないことですが、彼をあの地獄から救い出すことができたのが、私たちだったことに感謝し、喜んでいます」

 

友人の男性は映画『ロード・オブ・ザ・リング』に造詣が深く、ニュージーランドに行きたいという希望を持っていたことから、2人は数カ月前に意気投合していたという。(了)

 

出典元:9NEWS:Kiwi soldier in Ukraine saves long-lost friend he thought was dead from Russian captivity(3/14)

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