ロシア軍が自分たちの戦闘機を誤って撃墜か?動画分析で「Su-34M」と判明
ロシアの防空部隊が、誤って自軍の戦闘機を撃墜したとの情報が流れている。
ロシア政府寄りの人物が撮影
この情報が明らかにされたきっかけは、ロシア政府寄りのプロパガンダを広めている人物、エフゲニー・ポドゥブニー氏の投稿だ。
彼はロシア占領下にある東ウクライナの町、アルチェフスク市上空で、7月17日にロシア軍によって撃墜された戦闘機の残骸をビデオで撮影したという。
そして翌18日に動画をSNSに投稿。ポドゥブニー氏は「昨夜、ロシア軍(連合軍)の防空部隊がアルチェフスク上空で目標を破壊した。標的の性質は明らかになっていない」とコメントしそうだ。(下の動画は、ツイッターでシェアされたもの)
Луганская обл pic.twitter.com/UfmEAilDcG
— IgorGirkin (@GirkinGirkin) July 18, 2022
動画を分析した結果…
ところが、この動画を分析した結果、墜落した残骸が、ロシア軍の高性能な戦闘爆撃機「Su-34M」であることが確認されたという。
つまりロシアの防空部隊が自軍の戦闘機を撃墜したことになる。
「Su-34M」は、まだロシア空軍に10機ほどしか納入されていない最新鋭の戦闘機で、今月初めに第277爆撃機航空連隊に配属され、運用が開始されたばかりだった。
またロシア国営メディアも、第277爆撃機航空連隊の一部が、ウクライナに配備されたと伝えていたそうだ。
「Su-34」は、「Su-27」の機体をベースに、2人乗りのコックピットを追加したもので、空対空ミサイルを含む12トンの爆弾とミサイルを搭載しながら、600マイル(約966km)離れた目標まで攻撃することができると言われている。(了)
出典元:Forbes:The Russians Just Shot Down One Of Their Own Best Jets(7/18)