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中国女性ジャーナリスト、安倍元首相事件の報じ方で批判を浴び、自殺を図る

中国女性ジャーナリスト、安倍元首相事件の報じ方で批判を浴び、自殺を図る
Twitter/Manya Koetse

安倍晋三元首相が銃撃されて死亡した事件を、ある中国人ジャーナリストが感情的に伝えたことで、中国において批判を浴びたという。

 

事件をライブ配信していた

 

そのジャーナリストとは、Zeng Yingさんだ。彼女は7月8日、安倍元首相が銃撃された際、上海のオンラインメディア「The Paper」でライブ配信をしていたという。

 

その際、Yingさんは悲しみをこらえ、すすり泣きながら、現場からの生中継の映像を交えて、事件を報じたそうだ。

 

しかしその後、Yingさんは中国のネットユーザーから猛烈な批判を受け、謝罪を余儀なくされ、自殺を図ったと伝えられている。

 

靖国参拝で嫌われていた

 

そもそも中国では、安倍元首相が分裂的な人物であり、中国で戦争犯罪を犯した人を含む日本人の戦没者を祀る靖国神社を参拝したことで、特に嫌われていたという。

 

そして多くの中国人ネットユーザーは、Yingさんがライブ配信で感情を露わにしたことで、「プロ意識に欠ける」や「非国民」と指摘したそうだ。

 

実際に中国のSNS「微博(Weibo)」では、あるユーザーが「あなたが泣いているのを見て困惑している、あなたは中国人なのか?」とコメント。

 

「中国侵略の歴史に敬意を払わない日本の右翼、中国人に敬意を払わない日本人のために泣いているのか!」と責める別の書き込みもあったという。

 

日本で自殺を図る

 

実はYingさんは、東京で「DDBK」という会社を設立しており、同社は批判が寄せられた後、彼女が深い「肉体的・心理的苦痛」を感じていたと述べている。

 

また微博のユーザーで調査記者のLi Jifeng氏も7月19日の投稿で、Yingさんが19日の午後2時頃、日本で自殺を図ったことを確認した、と伝えたという。

 

 

さらに今週初め、友人であるChen Lanさんは、Yingさんが病院に入院していることを確認。彼女の遺書とされるメモを、Lanさん自身の微博のアカウントで公開した。

 

Lanさんによると、Yingさんはそのメモを自分の「微信(WeChat)」アカウントに掲載しており、そこには彼女が2018年からうつ病と闘っていたことが書かれていたという。

 

またメモには「7月以降、私は、生活や仕事に対応するのが難しいと感じていた」と記されていたそうだ。(了)

 

出典元:INDEPENDENT:Body of man who fell into sinkhole under pool found by rescue teams(7/21)

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