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ウクライナ軍による攻撃で、ロシア軍の弾薬庫が大爆発【ドネツク州】

ウクライナ軍による攻撃で、ロシア軍の弾薬庫が大爆発【ドネツク州】
Twitter/Euromaidan Press

7月23日、ウクライナ東部のドネツク州で、ロシア軍の弾薬庫が爆発する様子が確認された。

 

巨大な黒い煙が上空へ伸びていく

 

メディア「Euromaidan」の報道によると、この爆発は23日、ロシア軍に占領されたドネツク州の町、ホルリフカで起きたという。

 

この攻撃はウクライナ軍によって行われ、爆発はロシア軍の弾薬庫で起きたそうだ。

 

この攻撃は複数回行われたと考えられ、SNSにも巨大な黒い煙が上空へ伸びていく、不気味な様子が映し出されていた。

 

ザポリージャ原発付近の拠点も攻撃

 

ウクライナ情報部は7月23日、ウクライナ軍が南部のザポリージャ原発付近にあるロシア軍の拠点に対して、高精度な攻撃を行った時の動画を公開した。

 

ウクライナ情報部によれば、この時「神風ドローン」が、ロシア軍のテントと対空車両、BM-21グラッド多連装ロケットランチャーを攻撃したという。

 

この攻撃で3人のロシア兵が死亡し、さらに12人が負傷。テントは長い間消火できなかったため、その後破壊されたそうだ。

 

「ロシアはそろそろ力尽きようとしている」

 

一方で先日、イギリスの対外情報部のトップが講演を行い、今後のウクライナでのロシア軍の動向について述べた。

 

イギリス対外情報部「MI6」のトップであるリチャード・ムーア氏は先日、アメリカのコロラド州で開かれた「アスペン安全保障フォーラム」に出席。

 

講演において「ロシアは当初の目標であるウクライナ大統領の解任、キーウの占領、西側諸国の不和を煽ることに『大失敗』した」と述べたという。

 

またムーア氏は、ロシア軍のウクライナ侵略を「第二次世界大戦以来、ヨーロッパで最もひどい露骨な侵略行為だ」と呼び、最近のロシア軍の成果は「わずか」であり、ロシアは「そろそろ力尽きようとしている」とし、次のように述べたそうだ。

 

「我々の評価では、ロシアは今後数週間、ますます人員と物資の確保が困難になるだろう。彼らは何らかの方法で一時停止しなければならず、それがウクライナに反撃の機会を与えることになる」

 

その上で「(ウクライナが)戦場で何らかの成功を収めれば、特にガスの供給を圧迫しそうな冬を前にして、ヨーロッパの他の国々に、これは勝てる作戦だということを思い出させる重要なものになるだろう」と語った。

 

ロシアのスパイ能力は半減

 

またムーア氏によれば、ヨーロッパ全域で約400人のロシア諜報員が追放され、ロシアのスパイ能力は半減したという。

 

また、ロシアに不満を持つ者をイギリス側のスパイとして採用することについて、「我々のドアは常にオープンだ」と述べたそうだ。

 

さらにムーア氏は、MI6が現在、中国に対して他のどのテーマよりも多くの労力を割いており、この分野での労力はテロ対策に割かれた労力を上回っていると明らかにした。

 

そして台湾への侵攻がどのように失敗するのか、を中国の指導者に思い知らせることが「重要」だと述べている。(了)

 

出典元:BBC:Russia about to run out of steam in Ukraine – MI6 chief(7/21)

出典元:Ukrainska Pravda:Armed Forces of Ukraine execute high-precision attack on Russians near Zaporizhzhia Nuclear Power Plant – intelligence(7/22)

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: missile strikes on Odesa threaten grain deal, says Ukraine; US accuses Russia of deepening global food crisis – live(7/23)

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