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イスラエル軍に銃撃され死亡した女性記者、棺を運ぶパレスチナ人に警察が暴行

イスラエル軍に銃撃され死亡した女性記者、棺を運ぶパレスチナ人に警察が暴行
YouTube/Storyful News & Weather

先日、パレスチナでアルジャジーラの女性記者がイスラエル軍によって殺害され、その葬儀が執り行われた。

 

しかしその際、イスラエル警察は葬儀を妨害し、参列した人々にも暴力をふるったという。

 

イスラエル軍によって撃たれ死亡

 

その女性記者とは、パレスチナとアメリカの二重国籍を持つ、Shireen Abu Akleh氏(51)だ。彼女はアルジャジーラに25年間も勤めたベテラン記者で、1997年にパレスチナにおける最初の現地特派員の1人となったという。

 

以来、イスラエル支配下におけるパレスチナ人たちの悲劇などを取材し続けてきたため、パレスチナ人の間では有名な存在であり、「英雄」と称えられてきたそうだ。

 

しかし5月11日の朝、彼女はヨルダン川西岸の町・ジェニンを取材中、難民キャンプを急襲していたイスラエル軍兵士によって銃で頭を撃たれ、死亡した。

 

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警察が群衆に閃光弾を発射

 

5月13日、Abu Akleh氏の葬儀が行われ、彼女の棺が東エルサレムの病院から、カトリックの教会へ運ばれようとしていたという。

 

その時、通りには多くのパレスチナ人が旗を持って現れ、「私たちはあなたのために魂と血を捧げます、シリーン」と叫び始めたそうだ。

 

するとイスラエル警察が動き出し、弔問客を押し、棍棒で殴打。棺を運ぶ人を殴り、人々の手からパレスチナの旗を引き離し、群衆を分散させるために閃光弾などを発射したという。

 

 

その後、Abu Akleh氏の遺体は旧市街の外れの墓地に埋葬されたが、イスラエル警察の行為には世界中から非難の声が寄せられた。

 

アメリカ・ホワイトハウスのサキ報道官は「平和的な葬列であったはずのものに、(イスラエル警察が)介入したことを遺憾に思う」と発言。

 

アントニオ・グテーレス国連事務総長も「聖ヨセフ病院に集まったイスラエル治安部隊とパレスチナ人の対立と、現場にいた一部の警察の行動に深く心を痛めた」と声明を発表している。

 

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東エルサレムを勝手に併合

 

東エルサレムには、ユダヤ教、イスラム教、キリスト教の最も重要な聖地があり、1967年の中東戦争でイスラエルに占領された。

 

イスラエルはエルサレム全域を永遠の首都と主張し、東部地区を併合。しかしこの併合は、国際的に認められていない。

 

パレスチナ人は、東エルサレムを将来の独立国家の首都と主張しており、この対立はしばしば暴力に発展し、昨年はイスラエルとガザの武装勢力との11日間にわたる戦争に拍車をかけたという。

 

またイスラエル側は日常的に、パレスチナの国家樹立への支持を示す行動などを取り締まってきたそうだ。(了)

 

出典元:ABC News:Israeli police beat pallbearers at journalist’s funeral(5/14)

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