オーストラリア沖に謎の鉄の塊が浮かぶ、警戒が呼び掛けられる
オーストラリアの沖合で、コンテナとみられる鉄の塊が浮いているのが、発見された。
海に浮いていた鉄の塊
その謎の鉄の塊を発見したのは、クルーズ船「Wildcard」の乗組員だ。
今週、「Wildcard」の乗組員らが、オーストラリア北部にあるカーペンタリア湾の沖合で、サバ釣りをしていたという。
その時、乗組員の1人が海に鉄の塊が浮いているのを発見。その物体を確かめたそうだ。
通常の輸送用コンテナではない
その鉄の塊は、約5メートル×3メートル×4メートルもあり、どうもスチール製のコンテナのようだったという。
その物体にはハッチもついていたため、「Wildcard」の乗組員が海に潜って物体を確認したが、ハッチを開けることはできなかったそうだ。
「Wildcard」のTiger Daveyさんは、この物体が通常の輸送用コンテナではなく、「燃料ポッド」か、ある種の「貯蔵ポッド」だと思われると語っている。
また物体にはホースもついていたことから、船から落下したとの見方を示した。
当局が警報を発令
このコンテナのようなものは大きすぎて、「Wildcard」が安全な場所に牽引することはできなかったため、乗組員がマーカーのブイをそれに結びつけ、海事当局に航行危険物として知らせたという。
ノーザンテリトリー州の「Maritime Safety」は、このコンテナについて航行上の警告を発令。「付近の全船舶は警戒を怠らず、細心の注意を払って航行してください」と呼びかけた。
カーペンタリア湾では、漁網や漁具などのゴミが、インドネシアやパプアニューギニアから海岸に打ち上げられるなどしており、海洋ゴミの問題が深刻化しているという。(了)
出典元:ABC.net:Mysterious steel container found floating in Gulf of Carpentaria(8/6)