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NYのロシア領事館に対し嫌がらせ、スプレーで建物が赤く染まる

NYのロシア領事館に対し嫌がらせ、スプレーで建物が赤く染まる
Twitter/Mueller, She Wrote

アメリカのニューヨークにあるロシア領事館が、何者かによってスプレーをかけられ、建物の壁が赤く染まった。

 

周囲に警備員もいなかった

 

この事件が起きたのは9月30日の未明(現地時間)。警察官は午前1時半過ぎ、マンハッタンのアッパーイーストサイドにあるロシア領事館の壁に、ペンキが吹き付けられたとの緊急通報に対応したという。

 

監視カメラの映像には、フードをかぶりマスクをした人物が早朝、建物にスプレーをかけている様子が映っていた。しかし領事館の周りには、警備員の姿は映っていない。

 

またこの様子はSNSにも投稿されているが、現時点で、逮捕者も出ていないという。

 

ザポリージャ州では民間人が30人死亡

 

この嫌がらせ行為は、ロシアのプーチン大統領が、ウクライナ南東部の4つの州を併合する演説を行う数時間前に起きたと考えられている。

 

また9月30日の朝にはウクライナ南部のザポリージャ州で、ロシア軍が、ウクライナ人の乗った車列を攻撃。これにより少なくとも30人が死亡したという。

 

ウクライナはこの攻撃と共に、プーチン大統領の併合宣言を受けて、ほぼ全域に空襲警報を発令させた。

 

ウクライナがNATOに加盟申請

 

ウクライナのゼレンスキー大統領は、プーチン大統領がウクライナの4つの州を併合すると宣言した数時間後に、ウクライナが正式にNATOへの加盟を申請すると発表した。

 

ゼレンスキー大統領は大統領府の外で撮影されたスピーチで、ウクライナ人の「コミュニティ全体」を守るために、この「決定的なステップ」を踏むとし、申請は「迅速な方法」で行われると述べたという。

 

その後、ゼレンスキー大統領は申請書に署名。ルスラン・ステファンチュク国会議長、デニス・シュミハル首相も署名した。

 

 

しかしNATOは、戦争状態にあるウクライナの加盟をすぐに受け入れそうにない。加盟が受け入れられれば、NATO諸国はウクライナを積極的に防衛することを余儀なくされるという。

 

一方、ウクライナ東部にある鉄道の要衝、リマンでは、自称「ルハンスク人民共和国」の戦闘員が、ウクライナ軍によって包囲されている、との情報も出ている。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war live: Putin annexes Ukrainian regions; Kyiv applies for Nato membership(9/30)

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