「COP27」の会場で、英の環境大臣が少女に問い詰められ逃げていく
エジプトで開催されている「COP27」の会場で、イギリスの環境大臣が、少女から問い詰められ、逃げるような場面が目撃された。
「気候変動活動家を、いつ釈放するのか?」
その環境大臣とは、ザック・ゴールドスミス氏だ。彼は、第27回気候変動枠組条約締約国会議(COP27)に出席していたが、会場を移動中にある少女に呼び止められた。
その少女とはインド出身の環境活動家、Licypriya Kangujamさん(11)。彼女はゴールドスミス氏に対し「あなたの政府は、新しい石油とガスのライセンスに抗議して逮捕された気候変動活動家(Extinction Rebellion)を、いつ釈放するつもりなのですか?」と尋ねたという。
しかしゴールドスミス氏は、それには答えず、その場から離れて歩き出した。
尚も質問をしながら後を追う、Licypriyaさん。ゴールドスミス氏も何度か振り返って、彼女に答えていたようだが、やがて方向を変え、扉の外へと出ていった。その様子がこちら。
Today, I confronted with UK 🇬🇧 Minister of Energy, Climate and Environment @ZacGoldsmith at #COP27.
I asked him, “When will you release those jailed climate activists your Govt. arrested for protesting to stop new oil & gas license across UK?”
He replied, “No idea” & run away! pic.twitter.com/ZTfu1tE7za
— Licypriya Kangujam (@LicypriyaK) November 14, 2022
返事は「何もできない」
Licypriyaさんによると、ゴールドスミス氏は逃げる前に「何もできない(分からない)」と彼女に話したという。
Licypriyaさんは取材に対し「もし彼が何もできないなら、なぜ大臣になったのか。なぜCOP27に来たのか。こんなことは受け入れられません。こんなのフェアじゃありません」と述べている。
その後、「Extinction Rebellion」側は、Licypriyaさんに対し「イギリスで服役中の人々のために、声を上げてくれてありがとう」とツイートしたという。
一方、「COP27」に出席したイギリスのスナク首相は、森林保護とグリーンテクノロジーに2億ポンド(約330億円)を投資すると約束。
しかし、北海での石油・ガスのライセンス発行を増やしたことで、批判にさらされたそうだ。(了)
出典元:METRO:Environment minister Zac Goldsmith ‘ran away from 11-year-old girl’ when she asked him about climate(11/15)