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ロシア軍が攻撃を拡大、北東部のハルキウでは1日に93回砲撃

ロシア軍が攻撃を拡大、北東部のハルキウでは1日に93回砲撃
Kharkiv Regional State Administration

ウクライナのメディアがまとめたところ、4月30日の前後には、数多くの地域でロシア軍の攻撃が行われた。

 

9つの州に対しロシア軍が攻撃

 

メディア「Kyiv Independent」によると、ロシア軍は過去24時間にウクライナの9地域を攻撃したという。

 

攻撃された地域は、ウクライナ北部のチェルニヒウ、北東部ハルキウ、スームィ、南部のヘルソン、ミコライウ、ザポリージャ、中部のドニプロペトロウシク、東部のルハンスク、ドネツク州だ。

 

地方軍政部によれば、南部のヘルソンでは民間人1人が死亡、1人が負傷し、14の集落に対する27回の攻撃が報告されたという。

 

また北東部のハルキウも激しい攻撃を受け、ロシア軍は1日で93回砲撃を行ったとされている。

 

Kharkiv Regional State Administration

ロシア領内にもウクライナ軍が攻撃?

 

南部のヘルソンでは4月29日に、住宅地に対し27件以上のロシア軍による攻撃が報告され、約135発の砲弾が発射されたそうだ。この攻撃で58歳の女性が死亡した。

 

また北東部のハルキウ州の地元当局によると、クピャンスク市の複数の住宅に対空ミサイルが命中したという。この命中により、住宅や車庫で火災が発生し、車4台が破壊されたが、死傷者は報告されていない。

 

一方、ウクライナとの国境に近いロシア領内でも、ウクライナ軍の攻撃が行われたと伝えられている。

 

ロシア西部ブリャンスク州知事、Alexander Bogomaz氏によれば、4月30日の夜、国境付近のスゼムカ村で、ウクライナ軍による攻撃が行われたという。

 

この攻撃で4人の市民が殺され、さらに2人の市民が瓦礫から救い出されたが、その後死亡が確認された。

 

ウクライナの参謀本部は4月29日の戦闘でロシア軍の兵士、470人が死亡したと主張している。ウクライナ側の集計では、これによりロシア兵の損失は、開戦以来、合計で19万0510人となった。ただし、これらの数字は検証されていない。(了)

 

出典元:The Guardian:Heavy shelling reported in Kharkiv region after overnight attacks in Kherson – as it happened(4/30)

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