英の巡航ミサイル「ストーム・シャドウ」を初めて使用か?ロシア軍施設に着弾
先日、イギリス政府は、巡航ミサイル「ストーム・シャドウ」をウクライナに供与したと明らかにしたが、さっそくロシア軍に対する攻撃で、使用されたようだ。
ロシア軍の工場や兵舎を攻撃か
ウクライナ東部の分離派組織、自称・ルハンスク人民共和国は5月12日、テレグラムで次のような声明を発表したという。
「最新の情報によると、2023年5月12日、ルハンスク市へのミサイル攻撃の際、ウクライナ軍はストーム・シャドウ巡航ミサイル(イギリスとフランスが製造)と、ADM-160B MALDミサイル(米国が製造)1基を使用した」
このうち1発は、ロシア軍の補給基地や修理基地として使用されている工場を攻撃したと報告されている。
もう1つは、現在ロシアの兵舎として使用されている旧政府庁舎を攻撃したとされ、死傷者が出たそうだ。
First Storm Shadow target?
Polipak factory in Luhansk pic.twitter.com/WWOKXSMt6y— Smart Ukrainian Cat 🌪️ 🔥 (@SmartUACat) May 12, 2023
Russian sources allege that Ukraine used British Storm Shadow cruise missiles to strike Russian rear areas in Luhansk, raising concerns about Ukraine’s ability to target Russian logistics – ISWhttps://t.co/IrxJYDo6o8
📷various Luhansk sources pic.twitter.com/fjepi8zPpT— Euromaidan Press (@EuromaidanPress) May 14, 2023
一方、ウクライナ側は「ストーム・シャドウ」を使用したかどうかについては、明らかにしていない。
親プーチン派の政治家も負傷
イギリスとフランスが共同開発した「ストーム・シャドウ」の射程は250km以上とされ、これによりウクライナ軍は、最も激しい戦闘が続いている東部のロシア支配地域の奥深くまで攻撃できることになるという。
ウクライナは数カ月前から長距離ミサイルの提供を求めていたが、イギリスやアメリカなどの同盟国による支援は、これまで短距離兵器に限られていた。
今回の攻撃では、狂信的な親プーチン派の政治家が負傷したと言われ、投稿された映像にも、廃墟からショック状態で運び出される、血まみれの彼の姿が映し出されていたそうだ。
自称・ルハンスク人民共和国のトップ、レオニード・パセシュニク氏は、この攻撃により、子供6人が負傷したと報告しているが、情報は確認されていない。(了)
出典元:MailOnline:British Storm Shadow missiles ‘go into action’: Russian separatists in Ukraine say they have been hit by first of the deadly 600mph cruise weapons given to Zelensky by UK(5/13)