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腐敗しない尼僧の死体が掘り出され、人々が触れに集まる

腐敗しない尼僧の死体が掘り出され、人々が触れに集まる
Twitter/Sachin Jose@Sachinettiyil

アメリカ·ミズーリ州の修道女・Wilhelmina Lancasterさんの死体が、今年の4月、訳あって墓から掘り出された。ところが、埋葬されてから4年経っていたにもかかわらず、死体は全く腐敗していなかったという。

 

アメリカ全土から何百人もの人が、その様子を一目見ようと集まっているとのこと。

 

墓から聖堂に移すため

 

シスターWilhelminaは、ミズーリ州にあるBenedictines of Mary, Queen of Apostlesという修道院の修道女だった。

 

墓を掘り起こすのは普通のことではないが、今回は理由があったそうだ。修道院の創設者でもある彼女の亡骸を聖堂に入れることになり、一度は埋葬された墓を掘り起こした、と同修道院は発表している。

 

彼女の埋葬は2019年のこと。防腐処理は施されずに、普通の木のお棺に入れられていたので、関係者は当然のことながら、骨になっているはずだと思っていたらしい。

 

ところが、体はもとより「身につけていた修道服まで完全に保存されていた」と、修道院はコメントしている。

 

当初、修道院はこのことを公にする気はなかったが、誰かがネット上に投稿したことから「山火事のように広まってしまった」そうだ。

 

まるで眠っているだけのような彼女の写真が海外メディアに掲載されており、それがツイッターでもシェアされている。

 

 

巡礼者が集まる

 

修道院には、シスターWilhelminaの亡骸を一目見ようと、各地から巡礼者が集まっており、町のボランティアが人員整理にあたっている。

 

訪れた巡礼者は、今のところ、亡骸に触れることが許されており、掘り出された墓の土を持ち帰ることもできる。だが今後はガラスケースに入れられ、見ることしかできなくなる。

 

亡骸が腐敗しなかったことは聖なる力の表れ、と巡礼者たちは解釈しているようだ。海外メディアによれば、温度や湿度などが一定の条件を満たせば、遺体が腐敗しないことは珍しくないらしい。(了)

 

出典元:Mirror:Amazing life of miracle nun whose body was exhumed but hasn’t decayed(5/30)
出典元:sky news:Crowds of visitors travel to Missouri to see and touch nun’s non decaying corpse(5/30)

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