ロシアが支配するザポリージャ州南部の港で爆発、ウクライナ軍が攻撃
ロシアが支配するアゾフ海に面した港で先日、大きな爆発が発生した。
ベルジャンシクの港に攻撃
ザポリージャ州の親ロシア派の関係者によれば、ウクライナ軍が6月2日に、アゾフ海に面したベルジャンシクの港に攻撃を仕掛けてきたという。
この港はロシア軍に支配されており、SNSにも港付近から灰色の煙が立ち昇る様子が、複数投稿されている。
⚡️ More shots of the consequences of the explosions in the temporarily occupied Berdiansk. Video from social networks. pic.twitter.com/R09WsWHffz
— FLASH (@Flash_news_ua) June 2, 2023
ロシアの国営メディア「RT」は、攻撃による破壊があり、死傷者も出た報じ、ロシア政府関係者のウラジミール・ロゴフ氏は、9人が負傷したと報告した。
今回の攻撃では、どの兵器が使われたのかは分かっていないが、一部のメディアはイギリスが供与したミサイル「ストーム・シャドゥ」が使われた可能性について報じている。
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‼️ Port of Berdiansk 🔥 pic.twitter.com/UMCqUaASdN
— Slava Ukraini 🇺🇦 (@Heroiam_Slava) June 2, 2023
ベルゴロド州でも攻撃で2人が死亡
一方、ロシア・ベルゴロド州のVyacheslav Gladkov知事は6月2日、ウクライナ国境に近い町、マスロバ・プリスタンの道路をウクライナ軍が砲撃し、2人が死亡、2人が負傷したと明らかにした。
知事によれば、砲弾の破片が通行中の車に当たったと見られ、そのうちの1台には女性2人が乗っていたという。
女性らは負傷後に、死亡が確認されたそうだ。しかしこれがウクライナ軍の攻撃かどうかは、正確には確認されていない。
防空壕の開放が間に合わず死亡か?
ウクライナでもロシア軍の攻撃が続いているが、人々の避難を巡って問題が起きている。
実は6月1日、ウクライナの首都・キーウではロシア軍による攻撃の最中、防空壕の開放が間に合わなかったために、住民が死亡したとの目撃情報が寄せられたという。
死亡したのは子供を含む3人で、彼らは防空壕に鍵がかかっていたため中へ避難できず、ミサイルの破片が当たって亡くなったと考えられている。
この事態を受けて、ウクライナのゼレンスキー大統領は、キーウのヴィタリ・クリチコ市長や市の幹部を過失で非難したという。
クリチコ市長はその後、この事態を受け、キーウでは24時間体制でシェルター(防空壕)を稼働させるよう命じたそうだ。(了)
出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war: Belgorod governor says shelling continues after two killed; missiles and drones shot down over Kyiv – as it happened(6/2)
出典元:MailOnline:Putin under attack: Explosion ‘from British Storm Shadow missile’ rips through Russian-held port(6/2)