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ウクライナ中部の町にロシア軍がミサイル攻撃、6人が死亡、60人以上が負傷

ウクライナ中部の町にロシア軍がミサイル攻撃、6人が死亡、60人以上が負傷
X_Anton Gerashchenko

ウクライナ中部の州に対し、ロシア軍の激しいミサイル攻撃が行われ、多くの人が死亡または負傷した。

 

ドニプロペトローウシク州の町に被害

 

被害に遭った町は、南部ザポリージャ州の北に位置するドニプロペトローウシク州の町、クルィヴィーイ・リーフ(Kryvyi Rih)地区だ。

 

7月31日、ロシア軍はこの町に弾道ミサイルを発射。それらが高層アパートを直撃し、10歳の子供を含む少なくとも6人が死亡、64人が負傷したという。

 

 

負傷した人のうち20人が入院を余儀なくされ、まだ瓦礫に埋まっている人がいると見られており、350人以上の態勢で救助活動が行われているそうだ。

 

キーウ州の軍政トップ、オレクシー・クレバ氏は、今回の攻撃について非難し、次のように呼びかけた。

 

「毎日、ウクライナの都市はロシアのテロリストの攻撃に曝されている。スームィ、ザポリージャ、ドニプロ、ハルキウ。これはここ数日のことだ。市民を標的にすることは、前線におけるロシア軍の絶望と敗北の表れである」

 

またウクライナ南部のヘルソン州でも7月31日、ロシア軍による激しい砲撃が行われ、多くの被害を出したという。

 

1週間で約15平方キロの領土を奪還

 

一方、ウクライナ軍の高官は7月31日、この1週間で東部と南部において、占領しているロシア軍から約15平方キロメートルの領土を奪還したと明らかにした。

 

またハンナ・マリャル国防次官がテレグラムで語ったところによると、ウクライナ軍は先月初めに反転攻勢を開始して以来、南部で204.7平方キロメートルの土地を奪還したという。

 

さらにドネツク州のバフムトでも、この1週間で2平方キロメートルを奪還。反転攻勢開始以来の奪還面積は。37平方キロメートルに達したそうだ。

 

南部では先週、ベルジャンスク市とメリトポリ市に向かって進もうとしているウクライナ軍の部隊が、12.6平方キロメートルを奪還した。

 

一方、ロシア軍はドネツク州の都市、リマンやクピャンスクでも、前線の突破を試みたが、失敗に終わったという。

 

ウクライナのマリャル国防次官も「我々の防衛軍は強力に敵軍を食い止めている」と述べている。

 

ロイター通信によると、ウクライナとクロアチアは、ドナウ川とアドリア海にあるクロアチアの港をウクライナの穀物輸出に利用する可能性について合意したという。(了)

 

出典元:The Guardian:Russia-Ukraine war live: civilian deaths reported after strikes in Kryvyi Rih, Kherson and Donetsk(7/31)

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