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ロシアの民間軍事会社「ワグネル」のトップ、エフゲニー・プリゴジン氏の葬儀が、彼の故郷で執り行われた。

「非公開」で執り行われる

プリゴジン氏の広報担当者は9月29日、彼の告別式が非公開で執り行われたと、SNS上で明らかにした。

広報担当者は声明で、「プリゴジン氏に別れを告げたい人は、彼の故郷であるサンクトペテルブルクのポロホフスコエ墓地に行くべきだ」と述べている。

報道によれば、葬儀に出席した人は数人で、その後埋葬場所は警察によって立ち入りが禁止され、厳重な警備体制が敷かれているという。

また葬儀に関する以前の報道では、埋葬場所として市内の他の墓地が挙げられていたが、その墓地の名前は秘密のベールに包まれているそうだ。

Wagner mercenary boss Yevgeny Prigozhin has been buried privately in a “farewell ceremony” in a St Petersburg cemetery, according to his press teamhttps://t.co/IGP655kaGr pic.twitter.com/G0E7PltEMk

— Sky News (@SkyNews) August 29, 2023

プーチン大統領、葬儀に出席する予定はなし

ロシア大統領府のドミトリー・ペスコフ報道官は8月29日、プーチン大統領がプリゴジン氏の葬儀に出席する予定はないと述べた。

またペスコフ報道官は記者団に対し「葬儀の予定についてロシア政府は知らない」と述べ、「これは家族の問題である」と語ったという。

プリゴジン氏は8月23日、サンクトペテルブルクへ向かう途中、墜落した自家用ジェット機に乗っていたとされ、8月27日には遺体のDNA検査により正式に死亡が確認された。

副官の葬儀には戦闘員も出席

また同じく、墜落したジェット機に搭乗し、死亡が確認されたプリゴジン氏の副官の1人、ヴァレリー・チェカロフ氏の葬儀も29日、サンクトペテルブルクのセヴェルノエ墓地で執り行われたという。

この葬儀には、チェカロフ氏の親族と共に、「ワグネル」の戦闘員も出席したとされている。

葬儀ではロシア正教会の司祭が祈りを捧げ、チェカロフ氏の棺の前で吊り香炉を揺らし、家族や友人、かつての同僚たちが花束を手に別れを惜しんだそうだ。

またサングラスをかけた女性や子どもたちは、チェカロフ氏の棺にキスをしていたが、葬儀では、正体不明の弔問客がロイター通信のビデオカメラマンらに撮影をやめるよう命じたという。（了）

出典元：The Guardian：‘Farewell ceremony’ for Yevgeny Prigozhin takes place in St Petersburg – as it happened(8/29)