イタリアの3大ファミリーが統合し、「スーパーマフィア」を結成か?
イタリアで3つのマフィアが統合し、大きな犯罪集団が生まれたとして、懸念が広がっている。
2021年4月に幹部らが会食
実は、2021年4月に、3つのマフィアの幹部が、パスタとワインの食事を共にし、今後の方針について話し合っている姿が目撃されたという。
その3つのマフィアとは、イタリア南西部のカラブリア州を拠点にする「Ndrangheta」と、ナポリの「カモッラ」、シチリア島の「コーサ・ノストラ」とされている。
この様子は、警察による監視活動によって捉えられており、その後警察は検察に対して、悪名高い犯罪組織間の大同盟について警告したそうだ。
協定に合意後、ネットワークを構築か?
これらの3つのマフィアは長年、ライバル関係にあったが、今では「スーパーマフィア」を形成し、イタリア北部のロンバルディア州で活動していると考えられている。
検察もイギリス・メディアに対して、「これらの組織は、カラブリア州、シチリア島、ローマのマフィア・メンバー間の安定した永続的な協定、一種の連合に同意した後、進化した犯罪ネットワークを構築した」と述べている。
このような情報は、イタリア警察による3年間にわたる潜入捜査によって得られたという。
世界でも最大規模の犯罪組織の1つ
「カモッラ」は世界最古にして最大規模の犯罪組織の1つで、「Ndrangheta」も大規模かつ強力な犯罪組織の 1 つで、世界40 カ国以上に勢力を拡大し、現在も成長し続けているという。
このようなマフィアは、麻薬密売や資金洗浄、恐喝や公的契約の談合に至るまで、幅広い組織犯罪活動に関与してきたそうだ。
しかし、最近では資金を出し合ってミラノの合法的なビジネスに投資し、数億ユーロを稼いだ疑いが持たれている。(了)
出典元:METRO:Italian godfathers unite to form terrifying ‘super-mafia’(10/27)