ギリシャの島で行われた伝統行事で、女性の頭に水差しが当たり負傷
ギリシャの島で行われた伝統行事の最中、非常に珍しい事故が起き、その様子が撮影された。
伝統行事「ボティデス」
その事故が起きたのは5月5日、場所はギリシャ北西部に位置するコルフ島(ケルキラ島)とされている。
その日、島では「ボティデス(botides)」と呼ばれる伝統行事が行われ、窓から大きな陶器製の水差しが投げられたという。
通常、水差しが路上で割れ、水しぶきが上がると人々が歓声を上げるのだが、その日はちょうど窓の下を2人の女性が通りかかっており、そのうちの1人の頭に水差しが直撃した。その瞬間がこちら。
副市長が水差しを捨てる
実はこの水差しを投げたのは、スピロス・ハリキオプロ副市長とされ、当時は窓の前のエリアを確認するなど、必要なあらゆる予防措置を講じていたという。
しかし水差しを落とした瞬間に、女性らが速いスピードで通り過ぎたために、1人に当たったそうだ。
その女性は頭と肩を打ったらしく、大きなケガはしていなかったが、予防措置として病院に運ばれたとされている。
「ボティデス」の伝統がいつから始まったのかは定かではないが、14世紀から18世紀にかけてコルフ島を統治していたベネチア人が始めたと、一般的に考えられているという。
ベネチア人は、古い持ち物を窓から投げ捨てて、新しい年を祝ったそうだ。(了)
出典元:METRO:Giant pot thrown from window smashes on woman’s head in tradition gone wrong(5/6)